長田・園田涼輔投手、被安打3自責点0も敗戦、将来は大企業で製品開発

高校野球ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

長田高校のプロ注目エース・園田涼輔投手が長崎・海星と対戦し、8回を完投して被安打はわずかに3安打、自責点も0だったものの味方のエラーで3失点し、2-3で敗れた。将来は大企業で製品開発をするのが夢と話した。

自責点0

味方のエラーが重なった。2回はエラーからライナーを出してその打者が先制のホームを踏むと、3回は外野手がなんでもない飛球を落球し、4回にも悪送球でランナーを出すと、内野ゴロで判断ミスの間に決勝となる3点目を奪われた。それでも園田投手はマウンド上で落ち着いていた。

「前にもっとひどいエラーを見てたので、すぐ切り替えられた」と笑いながらすぐにバッターに向かった。そして「難しい打球もアウトにしてくれた」と野手陣をかばった。

試合後はまだ夏があるセンバツでは珍しく、スタンドへのあいさつの時に涙を流した。この試合まで多くの人から期待を寄せられ、かなりのプレッシャーを感じていたという園田投手、「期待に応えられなかった」と話したが、「やっと解放される」と正直な気持ちを話していた。

将来の夢は

園田投手には昨年夏の大会からプロのスカウトが注目をし、この春の練習試合にもスカウトが姿を見せていた。しかし、国公立大の工学系学部への進学を希望しており、将来は「大企業に入って、商品開発をしたい」と話す。

その夢に向け、17日から休んでいた塾に通うという園田投手、「明日から行かないといけない。はかどっていないのでだいぶ憂うつ。」と話した。甲子園のグランドから引き上げるとき、何度もグラウンドをの方を見ていた園田投手、「今までいい夢を見させてもらった」と話したが、「夏は絶対戻ってきたいと話した。

夏の大会に出場する事は難しい事は十分理解している。報徳学園や滝川二など強豪ひしめく兵庫大会を勝ち上がる事は、非常に難しい事だと思う。それでも夏の甲子園でもう一度、姿を見たいと心から思える投手だった。

将来どんな姿で野球をしているのか、来年には国公立大の野球部で期待の星になっているかもしれない。

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 園田は数日前から右肘の状態が良くない中で、2回に自己最速タイの140キロをマーク。3安打に抑えながらも、2、3、4回と味方の失策が失点につながり、自責点0で敗れた。「(これまで)数々のエラーをされてきたので…」と冗談交じりに仲間をいじり、「想定内。切り替えられた。難しい打球もアウトにしてくれた」と責めなかった。

試合後、すがすがしい笑みを浮かべた園田は「やっぱり野球は楽しい」とつぶやき、「明日から塾にも行かないと。宿題もあるので憂うつです。夏は絶対、戻ってきたい」

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