福岡ソフトバンク、ドラフト2位の森唯斗投手が足を痛めて2軍へ、ルーキー選手の調整の難しさ

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 福岡ソフトバンクのドラフト2位ルーキー・森唯斗投手が左足を痛めて2軍に降格することとなった。ここまでオープン戦3試合に登板しノーヒット無失点に抑えていたが、開幕2週間前に2軍降格には、ブレーキをかける意味もあるようだ。

 

高い期待

 森唯斗投手はキャンプ初日から1軍で練習し、紅白戦でもその投げっぷりと140km/h中盤を記録していた速球に高い評価をされていた。そしてオープン戦でもここまで3試合に登板しノーヒットで無失点を記録しており、チームではリリーフエースとして期待されていた。しかし、開幕まであと2週間となるこの日、左足をいためていたことがわかり2軍に降格した。

 ケガを予測する事は難しいもののアピールしようと意気込むルーキーを信頼し、そしてブレーキをかけてあげるのもコーチや監督など首脳陣の仕事だろう。高い期待をかけ続けオープン戦の成績で満足してしまうのは球団首脳が一番やってはいけないことだ。

 しかし加藤投手コーチは「森は評価されている。いいからこそ備える」と話をしており、この降格は森投手にブレーキをかけるためのものかもしれない。シーズン開幕に向けて2週間、一度ペースを落としてペナント開幕にあわせるのかもしれない。それならば良いのだが、いずれにしてもペナント開幕に森選手がメンバーに入るかどうかが注目される。

 

北海道日本ハム・浦野博司投手はスロー調整

 昨年のドラフトで指名された社会人投手では、北海道日本ハムのドラフト2位・浦野博司投手が先日のオープン戦で好投し、今日の中日戦にも先発する。球団の方針で即戦力選手も全てキャンプでは2軍スタートとなり、途中から徐々に新人が1軍に出てきている。

 即戦力選手こそキャンプから1軍入りして期待されれば無理をしてしまう可能性もある。広島の大瀬良投手のように最初から開幕ローテーション入りを決めて1軍でマイペース調整をさせたりといろいろな方法がある。昨年は東京ヤクルト・小川泰弘投手や東北楽天の則本昂大投手はオープン戦から無失点投球を続けてアピールしていた。阪神・藤浪晋太郎投手は抑えながらスローペースの調整を行い、巨人・菅野智之投手はマイペース調整をさせていた。

 選手によってどんな調整をさせるのか、体力のほかにも性格によるものが大きいと思う。スカウトや球団首脳陣が選手の性格を掴めるかどうかで活躍に大きな差が出るのかもしれない。

 

 ソフトバンクのドラフト2位・森唯斗投手(22)=三菱自動車倉敷オーシャンズ=の1軍離脱が14日、決まった。オープン戦3試合に登板し、無安打無失点と好投を見せていたが、左脚を痛めたという。加藤投手コーチは「森は評価されている。いいからこそ(シーズンに)備える」と説明した。

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