両リーグ野手新人王なるか、阪神・高山俊選手、東北楽天・茂木栄五郎選手

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シーズンも残りわずかとなり、新人王争いにも決着がつこうとしている。セリーグでは阪神のドラフト1位・高山俊選手が、パリーグでは東北楽天のドラフト3位・茂木栄五郎選手が争っており、両リーグルーキー野手が新人王となれば、1981年の巨人・原辰徳選手、西武・石毛宏典選手以来となる。

野手の当たり年だった2015年

大学生野手では青学大の吉田正尚選手、明治大の高山俊選手、高校生でも関東第一のオコエ瑠偉選手、仙台育英の平沢大河選手がドラフト1位で指名され、2位以下でも野手が多く指名されるなど2015年ドラフトは野手の当たり年と言われたが、その野手が新人王争いをしている。

阪神の高山俊選手は現在、123試合に出場して打率.278、5本塁打で58打点を記録している。現在125安打を記録しており、阪神の新人記録135安打(坪井智哉選手)に迫った。昨年も東京六大学の通算安打数の記録を更新してヒット数に注目されたが、プロでもヒット数でチーム記録を塗り替えようとしている。ライバルは横浜DeNAの今永昇太投手で20試合に登板して7勝8敗、防御率2.76、負け数が多いものの防御率は素晴らしく新人王として十分な成績だが、シーズン途中に2軍で調整した期間もあり規定投球回数に達していない。

またパリーグでは東北楽天の茂木栄五郎選手が101試合に出場して打率.283、6本塁打で36打点と活躍、ショートのレギュラーとしてもチームを引っ張り新人王争いをしている。東京六大学では高山選手と打撃成績で常に争い3年秋には首位打者となっており、プロでもリーグは違えど、高山選手と互角の成績を残している。パリーグの新人王のライバルは北海道日本ハム2年目の高梨裕稔投手で、こちらも現在規定投球回数に達していないが9勝2敗、防御率2.50と抜群の成績を残し、チームの優勝争いに貢献している。

新人王はここ5年間は両リーグとも投手が獲得しており、野手での新人王となれば2010年の巨人・長野久義選手以来、大学生出身となれば2005年の青木宣親、大学生野手が両リーグで新人王争いをしている。野手はプロのレベルの高い投手の壁に当たる事が多く、投手が有利とされる新人王争いで高山選手、茂木選手が獲得すれば、改めて2015年の新人野手たちは凄かったという事になる。

ブレークしている吉田正尚選手の他、重信慎之介選手、大城滉二選手、吉持亮汰選手、オコエ瑠偉選手や平沢大河選手など同期入団の選手、またプロ入りしなかったトヨタ自動車の藤岡貴裕選手やJX-ENEOS・谷田成吾選手、日立製作所の菅野剛士選手、日本通運・北川利生選手などの評価も高まり、また刺激になることだろう。

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茂木に勝って高山獲るゾ デイリースポーツ紙面 2016/9/14
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