新人王に阪神・高山俊選手と北海道日本ハム・高梨裕稔投手、ドラフト時の評価は?

ルーキーニュース

2016年の新人王が発表され、セリーグは阪神のドラフト1位ルーキー・高山俊選手が、パリーグは北海道日本ハムの3年目・高梨裕稔投手が選出された。共に千葉県出身。

茂木選手と接戦

高山選手は今年、ルーキーながら134試合に出場し、打率.275、8本塁打、打点65、5盗塁を記録した。高梨投手は37試合に登板し、シーズン後半には先発として勝ち星を積み重ね、10勝2敗、防御率2.38を記録し、日本一に貢献した。2015年のシーズンは2試合に登板しただけで0勝1敗だった。

新人王は記者の投票で決定するが、パリーグでは東北楽天のドラフト3位ルーキー・茂木栄五郎選手も117試合に出場し打率.278、7本塁打に40打点を記録、ショートを守り新人王候補に挙がっていた。投票結果は以下の通り。

セリーグパリーグ
選手名ドラフト票数選手名ドラフト票数
高山俊(阪神)2015年1位220高梨裕稔(日本ハム)2013年4位131
今永昇太(横浜DeNA)2015年1位32茂木栄五郎(東北楽天)2015年3位116
戸柱恭孝(横浜DeNA)2015年4位13吉田正尚(オリックス)2015年1位3
下水流昂(広島)2012年4位1多和田真三郎(埼玉西武)2015年1位2
原口文仁(阪神)2009年6位1スアレス(ソフトバンク)1
該当者なし 2該当者なし 1
無効 2無効 1

ドラフト時の評価は

高山俊選手は日大三時代に畔上翔選手、横尾俊建選手、吉永健太朗投手などとともに夏の甲子園を制覇、俊足強打の外野手としてプロが注目した。明治大に進むと4年間で131安打を記録し、高田繁氏の記録を更新する歴史的な活躍を見せ、ベストナインを6度受賞した。ドラフト時には野手の筆頭候補として注目され、東京ヤクルトが1位指名を公表していたがドラフト当日に阪神金本監督が決断して1位指名、抽選の結果、阪神が獲得をした。その際、真中監督が勘違いをしてガッツポーズをし、最初はヤクルトが交渉権獲得とアナウンスされたが、のちに阪神が獲得していたと訂正された。

高梨裕稔投手は千葉県の土気高校出身、142キロを投げる投手とし県内では有力投手の一人で、3年夏は5安打10奪三振で完封するなど注目された。しかし木更津総合に敗れる。山梨学院大に進むと1年春に防御率1.88の好成績を残し、2年秋にはリーグ戦6勝、3年秋にも5勝を挙げ防御率0.59とリーグを代表する投手となった。4年時にはプロ若手のフューチャーズとプロアマ交流戦で5回ノーヒット8奪三振の圧巻の投球を見せた。186cmの身長から145キロの速球とフォークボールで三振を奪える投手として評価されていた。

ちなみに2013年のドラフト会議は松井裕樹投手、大瀬良大地投手、石川歩投手などが注目された年で、2014年のルーキーイヤーに大瀬良投手、石川投手が新人王を獲得しており、この年の選手としては3人目の新人王となった。

千葉県出身

ちなみに高梨投手は千葉県茂原市出身で高山俊選手は千葉県船橋市出身、学年は2つ違い。高梨投手は中学時代までは野手だがヒットをなかなか打てず下級生にポジションを奪われかけていたが高校で投手に転向し開花した。高山選手は小学校6年生で千葉ロッテジュニアに選出されるなど注目され、中学時は船橋中央シニアでプレーしていた。

今年新人王に輝いた二人の今後の活躍と、また新人王を惜しくも獲得できなかった選手もこの悔しさでさらに成長しそうだ。

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