横浜DeNA・山崎康晃投手、東京ヤクルト・寺田哲也投手、土肥寛昌投手にプロの壁

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 ルーキーがプロの壁に跳ね返された。横浜DeNAはこの日、韓国KIAとの練習試合で先発すると、4回8安打5失点と乱調だった。また東京ヤクルトのドラフト4位・寺田哲也投手、ドラフト6位の土肥寛昌投手もそれぞれ失点し、プロの壁を感じていた。

軽くは乗り越えられず

 横浜DeNAのドラフト1位ルーキー・山崎康晃投手は、14日の北海道日本ハムとの練習試合に先発し、中田翔選手にホームランを浴びて3回を2安打2失点だったものの、総合的には良い投球を見せていた。

 それから中4日という短い間隔で先発したこの日は制球を乱し、4回8安打5失点と乱調だった。初回に1失点、2回に3失点、4回にも1失点と失点を重ねた。この日は川村投手コーチは「準備の仕方、体に状態に気づく訓練をしないと」と、疲労がある中での投球で、悪いながらの投球を期待されたが、結果を残せなかった。

 また、中畑監督よりストレートで勝負するように指示されていたようだが、「いかに詰まらせるか、工夫が必要。」と反省していた。大学時は困った時は外角低めにストレートを投げれば簡単に相手を抑えられたが、やはりプロではもう一つ何かが必要かもしれない。

 

2軍から昇格して期待も

 また東京ヤクルトは阪神との練習試合に臨み、予定通りドラフト4位の寺田哲也投手が先発した。高津投手コーチとはBCリーグの新潟アルビレックスにいた時に教えを受け、先日2軍から1軍に召集され、この日は高津コーチも期待の、チームのルーキー投手で最初の対外試合登板だった。

 しかし、結果は2回4安打2失点と厳しいものだった。ボール球が多く「不利なカウントで投げることが多かった」と反省した。

 また、7回からはドラフト6位ルーキーの土肥寛昌投手が登板したものの、こちらも2回3失点と結果を残せなかった。「プロは打ち損じが少ない。もっと厳しくいかないと」と反省を見せた。

 東京ヤクルトは昨年投手陣が崩壊し6位に沈んだ。真中監督が就任してすぐのドラフト会議では、投手陣の頭数を増やすとしてドラフト4位で寺田哲也投手、5位で中元勇作投手、6位で土肥寛昌投手といった即戦力投手3人を指名したが、社会人でこの順位で指名される選手は、すぐにプロの壁を突破するくらいの力が無ければ、リリーフとして1軍、2軍を行ったり来たりする選手になってしまうかもしれない。

 次にどんな投球ができるか、二人の奮起を期待したい。

 

 DeNA先発ローテーション争いで明暗が分かれた。ドラフト1位右腕・山崎康(亜大)は制球に苦しみ4回8安打5失点。「悪いところは分かっている。実戦で使える投手になりたい」と振り返った。

 

 先発したドラフト4位・寺田(四国アイランドリーグplus香川)は2回を4安打2失点。「不利なカウントで投げることが多かった。ストライク率を上げたい」と振り返った。また7回からはドラフト6位・土肥(Honda鈴鹿)が登板。2イニング目となった8回に3点を失い「プロは打ち損じが少ない。もっと厳しくいかないと」と猛省していた。

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