横浜DeNA、ドラフト1位ルーキー・山崎康晃投手がプロ初セーブ

横浜DeNAルーキーニュース

 プロ野球の横浜DeNAと広島カープの試合は、7-6で迎えた9回表に横浜DeNAのドラフト1位ルーキー・山崎康晃投手が登板し、151km/hを記録したストレートとツーシームで3者凡退に抑えてプロ初セーブを記録した。

実力は折り紙つき

 山崎康晃投手のリリーフでの実力は折り紙つきで、侍ジャパン大学代表として2013年の日米大学野球では4試合にリリーフで登板し、メジャー予備軍を無失点に抑えてMVPを獲得すると、2014年のハーレムベースボールウイークでは5試合にリリーフ登板し、優勝をかけたアメリカ戦では4回途中からロングリリーフで1点を与えた以外は全て無失点に抑えていた。

 151km/hの速球が低めに伸びる投球は、大学生レベルでは打つ選手がいなかった。リリーフでは無双だが先発に回るとペースを考えるのか緩い球を使って勝負しようとし、大学4年時も秋は結局リリーフとなり、プロ野球キャンプでも当初は先発として考えていたようだが、最終的にはリリーフとなっていた。

 この日は緊張もあってかコントロールが悪くボール先行だったが、最速151km/hを記録した速球で打者2人を打ち取ると、同じく大学からドラフト1位でプロ入りした野間峻祥選手には大きく曲がるツーシームで三振に抑えた。

 中畑監督もこれで、抑えのエースとして起用を続けていく事を明言した。やはり落ち着くところに落ち着いた山崎投手、リリーフエースとして初セーブを挙げプロの一歩目を飾った。これからも毎年のように、インステップするフォームや先発といった話がでるだろうが、プロ野球で山崎投手がどのように変わっていくのかにも注目していたい。

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 2月の春季キャンプでは先発として期待されていたが、低めへの制球を意識し過ぎてフォームも崩した。「結果を気にするあまり人目を気にしていた」と精神的に追い込まれたが、救援に配置転換されて無心に腕を振り続けたことで直球も切れを取り戻した。この日は18球中、15球が直球。最速は151キロを計測し、球威でねじ伏せた。

 1点リードの9回2死一塁、同じドラフト1位の野間をツーシームで空振り三振に仕留めた。「投げてて楽しかった。初めて成果が上がりました」。

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