横浜DeNA、ドラフト1位ルーキー・山崎康晃投手が新人新記録の9連続セーブ

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 横浜DeNAは、ドラフト1位ルーキーの山崎康晃投手が新人新記録の開幕から9試合連続セーブを達成した。

先発に有力投手がいたためリリーフで

 山崎康晃投手は帝京高校から亜細亜大に進み、帝京時代は後輩に伊藤拓郎投手、亜細亜大時代には先輩に東浜巨投手、九里亜蓮投手などがおり、主にリリーフで登板することが多かった。

 大学時代はリリーフとして侍ジャパン大学代表の一員として日米野球を戦い、5試合中4試合に登板してメジャー予備軍を相手に1点も与えなかった。東浜巨投手や九里投手が抜けた大学4年時は先発を任されたが、先発では3失点前後で1試合を抑えるという感じの、山崎投手のストレートや変化球の鋭さが欠ける投球内容をみせ、リリーフでの適正があると評価されていた。

 プロ入り後もオープン戦などで先発も試されたものの、やはりリリーフで強いストレートと変化球を活かす方が良いという判断で、開幕からリリーフとして起用され、この日9連続セーブの新人記録を作った。

 もし伊藤拓郎投手が後輩に入ってこなかったら、もし亜細亜大の東浜投手、九里投手がいなかったら、スタミナも無い事はない山崎投手は先発として投げ、変化球を織り交ぜての投球で、そこそこの力のある投手になっていたかもしれない。リリーフで磨き続けられ、強いストレートや変化球を手に入れてこの記録につながった。

 ドラフト会議では有原航平投手の獲得を逃した横浜DeNAと阪神が入札し、横浜DeNAが獲得をした。横浜DeNAも昨年、山口投手がリリーフから先発に転向し、久保投手、モスコーソ投手、井納投手と先発が揃った。阪神だったら呉投手がいたためリリーフエースにはならなかった。横浜DeNAが獲得をし、山口投手が抜け、三上投手が故障し抑えのポジションが空いていた事も、山崎投手をリリーフエースへと導く運命的なものなのだろう。

1―5と4点を追う5回から肩をつくり始めた。「必ず逆転すると思った。投げることしか考えていなかった」。思いが通じて9回に訪れた出番。高橋由、橋本、金城をいずれも伝家の宝刀・ツーシームで3者連続空振り三振に仕留め、リーグトップの13セーブ目だ。

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