横浜DeNAが昨年のドラフト会議で、単独で1位指名をした今永昇太投手が、東京ヤクルトとのオープン戦で先発して5回を1安打無失点に抑え、先発ローテ入りを確実にした。
3試合12回無失点
ドラフト1位ルーキーの今永昇太投手が東京ヤクルトとのオープン戦で先発すると、山田哲人選手にやや高めの148キロで空振り三振を奪うなど、5回を投げて1安打無失点と好投をみせた。特のチェンジアップはあまり使わずに、ストレートとスライダーを中心に投げた。
ストレートは全体的に高め、球速も140キロ台前半で、だいたいいつも通りの今永昇太投手のピッチングといえる。それでこれだけの結果を残した事は今永投手にとって大きい。
これで3試合に登板して12回を無失点と結果を残しているが、本人も驚いているかもしれない。しかしまだオープン戦の序盤で、これから打者も高めを見逃したり、当ててくるようになる。これからが本当の勝負といえる。
戸柱捕手と信頼感
今永投手が抑えられるのは、捕手に信頼感を与えるからだと思う。コントロールもややアバウトなのだが、インコースにミットを構えれば、きっちりとインコースに投げ切ることができる。バレンティン選手にも怖がることなくインコースを投げ、第1打席は四球になったがきっちりと行った。その球があり第2打席は外のチェンジアップが生きた。
投手がインコースにきっちり投げてくれると、捕手のリードは楽になる。ドラフト4位ルーキーの戸柱捕手も、インコースに強気のリードをすることができ、ヤクルト打線を抑えた。投手がインコースに構えても投げ切れないと、外角一辺倒の単調なリードになってしまう。
インコースにしっかりと投げてくれる信頼感によって、捕手を強気なリードを引き出すのが、今永投手の真骨頂といえる。
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「戸柱さんがいい配球をしてくれました」と笑った左腕の連続無失点記録は、3試合12イニングに伸びた。
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