東明大貴投手が先発初勝利、大瀬良大地投手が2回途中10失点

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 プロ野球は交流戦も半ばとなった。この日はオリックスのドラフト2位ルーキー・東明大貴投手が阪神戦に先発すると、150km/hのストレートなどで5回を2安打1失点と好投し先発初勝利を記録した。広島の大瀬良大地投手は1回0/3で10失点と大乱調、東北楽天で再び1軍に昇格した松井裕樹投手はリリーフで登板し2回を1安打1死球1奪三振で無失点に抑えた。

 

先発初勝利

 オリックスのドラフト2位ルーキー、東明大貴投手は勢いのあるフォームから150km/hを投げ、リリーフとして起用されていた。しかし大学、社会人と先発として結果を残しており、先発での勝利を期待していた。

 この日は3つの四死球でランナーを背負うも、150km/hのストレートで押してピンチをしのぐと、5回を投げて失点は緒方凌介選手の1本塁打のみ、ヒットもそれを含めて2安打のみに抑えた。

 5回でお役御免となり先発としてはまだまだ不十分も、先発で初勝利を手にした事で一歩一歩プロで実績を積み上げている。

 

大乱調

 一方、広島のドラフト1位ルーキー、大瀬良大地投手は先発としてここまで5勝を挙げているものの、5月に入ってからヒットを浴びて抑えられなくなり失点を重ねるケースが増えている。

 先日のオリックス戦では4回で9安打8失点、そして昨日の福岡ソフトバンク戦では1回0/3で8安打10失点と調子を崩している。

 大学3年時までのような低めに伸びる球が少なく、150km/h近くの力のあるストレートで押し込む投球にプロのバッターに合わせられてはじき返されている。

 このまま続けていくのか、少し調整の時間を取るのか判断の時期に来ているかもしれない。

安定

 また、東北楽天のドラフト1位・松井裕樹投手は45日ぶりに1軍で登板、この日は先発ではなくリリーフでの登板だったが、2回を1安打1四死球1奪三振で無失点と課題の制球力に成長を見せた。

 ファームでは中継ぎとして登板し安定したコントロールを見せるようになっていた。いずれ先発に戻るだろうが、まずは復活への第一歩となる。

 ルーキー右腕・東明が、先発初勝利を挙げた。自身3度目の先発で、4月17日の日本ハム戦(ほっと神戸)以来となるプロ2勝目。それでも「リリーフの方に勝たせてもらった」と、感謝の言葉も忘れなかった。

 初回2死から連続四球を出したが、マートンには外角150キロの速球で見逃し三振。5回を投げ、被安打2。失点は緒方のソロだけだった。

 大瀬良よ、お前もか…。広島のドラフト1位右腕が壮絶に散った。打者14人に対し、8安打2四球で自己ワーストの10失点(自責6)。自己最短の1回0/3でKOされ「状態は悪くなかったけど、内角を使えてなかった。初回で決まったようなもの。申し訳ない」と謝罪した。

 最速146キロの直球を軸にストライクを先行させ、後続を退けた。三振は1つだけだったが、課題の四球も1つだけ。3連敗のチームに明るい光をもたらした。プロ最多の観衆3万1932人の前に、「雰囲気が(2軍と)全然違った。慣れていかないと」と苦笑いだった。

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