オリックス・吉田正尚選手が1試合2発、28戦で9本塁打

オリックスのドラフト1位ルーキー・吉田正尚選手が、また首位チームを沈めた。この日は日本ハムとの対戦で有原航平選手から札幌ドームの逆方向に2ランホームランを放つと、7回には斎藤佑樹投手から右中間スタンド中段に飛び込む3ランホームランを放った。

フルスイング

初回に有原航平投手から放った2ランホームランは外角高めのストレート、吉田選手は「ストレートは好き。しっかり捉えることができた」と話した。6回にはその有原投手にタイムリーヒットを浴びせて降板させると、7回には斎藤佑樹投手から3ランホームラン、今度は変化球をうまくとらえながらもフルスイングし、特大のホームランとなった。3安打6打点2本塁打の活躍だった。

吉田選手は故障から復活して1軍に昇格すると、8月18日に初本塁打を記録、27日に則本航大投手から2本を放つとここまで28試合で9本塁打を記録、今月はこれで5本塁打を放っている。大学時代に東都リーグ2部の青学大だったが全日本の4番を任された主砲は、プロ野球でも主砲になろうとしている。

昨年のドラフト会議では多くの人が吉田選手を認めていたと思うが、チーム事情から投手の指名をし、実際にその選手が活躍しているチームもある。それでもやはり「欲しかった選手だった」と、改めて思わされていることだろう。

来年が勝負か

ただしプロの壁は来年に待っていると思う。まだ優勝争いをしている福岡ソフトバンク北海道日本ハム戦でのホームランは非常に価値が高いものの、チームはすでに優勝もCS出場も逃しており、また新人王についても故障があった事から獲得は難しい。

しかしこれだけインパクトを残し他球団にも痛烈に印象が残っていると思う。来年は対オリックス対策として吉田正尚対策をしてくるとみられ、厳しい内角の攻めや外角の変化球攻め、対柳田選手対策のように四球を使うなどもしてくるだろう。

また1年目のオフは、さらに飛距離を求めて体を鍛えたり、いろいろなことをやらなければならないと思ってしまいがちになる。たしかにさらに成長しなければ今のような活躍はできないかもしれないが、その改造がうまく行かずに2年目で成績を落とすことも多い。吉田選手の場合大学時代からフルスイングで投球をとらえる技術があり、すぐに失われるものではないと思うが。

その壁をしっかりと乗り越えることができれば、東京ヤクルト山田哲人選手や横浜DeNA筒香嘉智選手のように、日本の主砲として認められる存在となる。

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腰痛などで4月下旬に離脱し、約3カ月半も2軍暮らしだったが、復帰後は28試合で9発と量産。大学日本代表で4番を務めた実力を発揮し、143試合に換算すると45本ペースという驚がくの数字をたたき出している。さらに、この日の6打点で28打点となり谷佳知が新人の97年に挙げた33打点に接近中。レジェンド超えも時間の問題だが、2桁本塁打まであと1本に迫り「頑張ります。打ちます!」と気合をみなぎらせた。


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