中日vs横浜DeNAの練習試合が行われ、中日の社会人ルーキーカルテットがそれぞれヒットを放ち、アピールを行った。
友永翔太選手、長打2本
日本通運出身でドラフト3位の友永翔太選手は、一昨年まで社会人のJX-ENEOSでプレーし、プロ1年目の昨年に21セーブを挙げた三上朋也投手からライト戦に2ベースヒットを放つと、8回にも国吉佑樹投手から右中間に3ベースヒットを放った。
170cmと小柄ながら、独特のタイミングの取り方から力強くバットを振り抜く姿は、170cmで5.8秒の俊足を持つ左打者の印象ではなく、痛烈な打球を放つ主軸選手の雰囲気を持っている。外野手のレギュラーを狙える素晴らしい選手だと思う。
4人で5安打
またドラフト4位の石川駿選手はヒット1本にセカンドで再三の好守備を見せ、セカンドのポジションを奪える力を示した。ドラフト6位の井領雅貴選手は社会人時代の実績そのままに、この日はJX-ENEOSで都市対抗2連覇を達成した三上投手からヒットを放った。
ドラフト7位の遠藤一星選手もヒットを放つなど、中日はルーキーのスイングが鋭く、高橋周平選手などプロ野球で経験を積んだ選手よりも目立った活躍を見せていた。
2軍に落ちている平田良介選手などにこのまま隙を与えずに行けば、開幕1軍は十分つかめる選手たちだとみられる。
横浜DeNAでは
横浜DeNAではドラフト3位の倉本寿彦選手が注目されていたが、疲れが出てきておりバッティングで結果は見せられていない。しかしドラフト5位のムシキング・山下幸輝選手は、タイミングの取り方がうまく、前日の日本ハムとの練習試合では斎藤佑樹投手からあわやホームランの2ベースヒットを放つと、この日もレフトへヒットを記録した。
その他も打球に力が無かったもののミート力は抜群で、パワーが増せば打撃でかなりの成績を残せるのではないかと思わせた。
社会人、大学生の野手が活躍する事で、特に社会人野手で活躍をプロ入りを目指してレベルの高いプレーを見せている社会人が、より多くドラフト会議で指名されれば、社会人野球も活性化される。
中日カルテットや倉本選手の活躍には、そういう期待も込められている。
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中日のドラフト3位・友永翔太外野手(23)=日本通運=が15日、DeNAとの練習試合で猛アピールした。「9番・右翼」で先発出場し、7回に三上から右翼線二塁打を放つと、8回2死二塁では国吉から右中間を破る適時三塁打。4打数2安打1打点と爆発した。
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