北海道日本ハム、ドラフト2位・浦野博司投手、ドラフト3位・岡大海選手が活躍

北海道日本ハムルーキーニュース

 昨年のドラフト会議で1位指名選手を3度も抽選で外した北海道日本ハム、しかし、ドラフト2位の浦野博司投手、ドラフト3位の岡大海選手が紅白戦で活躍を見せた。

 

147km/h記録

 他球団が社会人や大学生ルーキーを1軍キャンプに参加させており、吉田一将投手、石川歩投手、柿田裕太投手、東明大貴投手などの動向が報道されている。しかし北海道日本ハムはルーキーを2軍で調整させる方針を決めており、そのため浦野投手もこれまで情報がほとんど無かった。しかしこの日の紅白戦で先発をすると2回を1安打無失点、最速147km/hを記録し、また31球中25球がストライクと、抜群の安定感を見せた。

 栗山監督も「投球フォームの完成度が高い。同じ投げ方でいつも投げられる」と話し、厚沢1軍投手コーチも「長いイニング投げた時に、どうなるか見てみたい」と1軍キャンプに呼ぶことを示唆した。

 

岡選手は自慢の足を見せる

 またドラフト3位の岡大海選手は、大学時代と同様にまずは自慢の足を見せた。3回の打席で外野に痛烈な打球を放つと、外野手が捕球しそこねて後ろに逸らす。それを見た岡選手は足を飛ばしてサードまで駆け抜けた。また、5回にも痛烈な打球で遊撃手がエラーして出塁すると、強肩捕手・大野奨太選手から盗塁を決めた。

 さらに2塁ベース上で大きなリードをとって牽制悪送球を誘ってサードに進み、足で相手をかき回した。この活躍に栗山監督も「呼びたい気がしている」と1軍キャンプ入りを示唆した。

 

ドラフト1位・渡辺諒選手は3の0、白村明弘投手はノーヒット

 その他にも、ドラフト1位ルーキーの渡辺諒選手は代打から遊撃手として出場し3打数ノーヒットも実戦を経験した。高校生野手ではドラフト7位の岸里亮佑選手が2打数1安打とヒットを記録した。

 投手ではドラフト4位の高梨裕稔選手が1回で2安打を許しながらも自責点は0、ドラフト5位の金平将至投手、ドラフト6位の白村明弘投手も登板し、1イニングを自責点0としている。

 

 紅白戦に先発し、2回1安打無失点。「どんどん自分の球を投げようと思った」と最速147キロをマークしたが、特に光ったのが制球力だ。全31球中、ストライクは25球で、ストライク率は驚異の80・6%。

 栗山監督も「投球フォームの完成度が高い。同じ投げ方でいつも投げられる」と高い評価を下した。即戦力の呼び声が高い右腕は現在は2軍だが「早く1軍に行きたい」と力を込めた。

  まずは3回無死だ。谷元の外角直球を中前にはじき返すと、打球はわずかにイレギュラーバウンド。進塁を食い止めようと捕球を焦った中堅・村田が後逸する間に、一気に三塁へ到達した(記録は単打と失策)。「プロに入って初めての試合だったので、積極的にいこうと思っていました。前向きな姿勢は見せられたと思います」と喜んだ。

 さらに5回1死。二遊間へ痛烈なゴロを放つと、今度は遊撃・大引がファンブルした(失策)。続く市川の打席では、大野の強肩をかいくぐって二盗に成功。二塁上では大きなリードを取ってけん制悪送球を誘い、またまた三塁へ。「足には自信があります。狙い通り走れました」。「オカヒロミ」といえば「エースを狙え」だが、こちらの岡は「エラーを誘え」とばかりに、脚力によって次々と相手のミスを誘発した。

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