北海道日本ハム・有原航平投手がブルペンで投球、プロのマウンドへのステップアップ

北海道日本ハムルーキーニュース

 昨年のドラフト会議で4球団が1位指名した有原航平投手、昨年痛めた右肘の状態を見ながら2軍で調整をしているが、この日は初めてブルペンのマウンドから投球し、1軍のマウンドに向けてステップアップをしている。

マウンドから投球

 昨年秋のシーズンでは優勝のかかった試合で、痛い肘をかばいながらの投球を見せていた。そしてシーズン終了後はノースローで治療を続けると、合同自主トレではトレーナーの指導のもとでキャッチボールの距離を徐々に伸ばしていた。

 キャンプは2軍スタートとなり、ネットに向けて投球を続けていたが、この日はトレーニングコーチから傾斜で投げる指示を受け、ブルペンのマウンドに立った。投げる相手は捕手ではなくネットだったが、有原投手は「4割くらい、ある程度ステップアップできたかな」と一歩一歩復帰への道を歩んでいる心境を明かした。

 

開幕1軍へ

 まだこのような状態ではあるが、開幕1軍に向けて進んでいる。来週には捕手を相手にピッチングを開始する予定で、そこで問題がなければ徐々に球速を上げていくと思う。痛みさえなければ150km/hの声もすぐに聞けるだろう。

 開幕にはまだ1カ月以上ある。この日は栗山監督から「慌てるな、ペースを落としていい」と指示されたという。ゆっくりゆっくりと大型右腕が力を見せ始める。そして開幕時には一気に力を爆発させて勢いをつけ、1年間を走り抜けてほしい。

 

 ここまでネットスローで調整してきたが、この日は初めてマウンドの傾斜を使って投球。捕手を座らせた投球練習は今後の状態次第で、第4クールの17日以降となりそうだ。しかし「栗山監督から『慌てるな。無理するな』と言われた。今できることをしっかりやるだけ」と焦りはない。

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