埼玉西武のドラフト1位・高橋光成投手が152km/h記録、初の実戦で自己最速更新!

埼玉西武ルーキーニュース

 埼玉西武のドラフト1位・高橋光成投手が、プロ入り後初の実戦となる阪神との練習試合で先発すると、いきなり自己最速を上回る152km/hを記録して、周囲に衝撃を与えた。

152km/h、1回1安打1四球無失点デビュー

 ドラフト1位指名の高橋光成投手だが、埼玉西武は時間をかけて育てていく方針を示しており、早くてもシーズン終盤に1軍で投げられればという雰囲気だった。2013年の夏の甲子園で2年生で優勝を果たしたものの、3年時は故障などもあり公式戦では結果を残せていなかった。

 ブルペンでも最多で1日66球と大切に育てていた所だったが、この日は阪神との2軍の練習試合が行われ、その先発に抜擢された。すると、先頭打者の横田慎太郎選手に5球ともストレートで148km/hを2度計測し、最後は外角高めの148km/hのストレートで三振を奪う。

 そして2番で1軍でも活躍する俊介選手に対して152km/hを記録、それでもファールで粘られて四球を与え、3番も1軍クラスの関本選手にセンター前ヒットを浴び、プロ1軍の打者の凄さも見せられた。しかしその後は狩野選手、西田選手といった選手を、カーブやフォークを織り交ぜて落ち着いて打ち取り、1回1安打1四球無失点という内容でデビューを飾った。

 

周囲に衝撃

 このピッチングに対戦した阪神の掛布打撃コーディネーターは、「この時期に150キロを超えるのはすごい。高卒とはとても思えない」と話すと、埼玉西武の渡辺シニアディレクターも「あれだけスピードが出るとは思わなかった。高卒ルーキーにしては堂々としていた」と衝撃を受けていた。

 これで高橋投手を見る周囲の目も変わったかもしれない。まだ体も成長する要素があり、今年前半は陸上部と思っていたが、1軍打者を相手にはまだ通用しなかったとはいえ、早い段階でファームの試合で先発ローテーションとして経験させていくかもしれない。

 高橋投手はやはり同学年の安楽智大投手と比較して注目される。安楽投手はキャンプ開幕を1軍で迎えたものの、育成のために2軍に行くと投手コーチから時間をかけて育てる方針を伝えられた。逆に高橋投手は実戦デビューを先に経験し、そこで育成の期間が短くなりそうな結果を残した。

 このニュースを聞いて安楽投手にも火が点くだろう。この二人の競争には今後も目が離せない。

 

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 「久しぶりの実戦で緊張した。自分で思っていた以上の球が投げられたので良かった。凄く自信がついた」。続く俊介の3球目には152キロ(ファウル)を計測し、自己最速を3キロも更新。スライダーとフォークも交え、1イニングを1安打1四球無失点に抑えた。ベンチに戻り、はにかみながら先輩とハイタッチを交わし「1軍で活躍している選手ばかり。勉強になった」と24球の全力投球に充実感を漂わせた。

 阪神・掛布GM付育成&打撃コーディネーターは「この時期に150キロを超えるのはすごい。高卒とはとても思えないね」と絶賛。視察した渡辺久信シニアディレクター(SD)も「あれだけスピードが出るとは思わなかった。高卒ルーキーにしては堂々としていた」と想像以上の出来に驚いた。

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