埼玉西武、ドラフト1位ルーキーの高橋光成投手が完封で3勝目

高橋光成

 埼玉西武のドラフト1位ルーキー・高橋光成投手がこの日、千葉ロッテを6安打で完封し、高卒新人での完封勝利を記録した。

8月

 8月は高橋光成投手にとって切っても切れない月となった。2年前の2013年8月には夏の甲子園で快投を見せて優勝投手となった。そして2年後、8月2日にプロ1軍で初登板すると、8月9日にはプロ初勝利を挙げた。そして8月23日、プロ入り初完投を初完封で飾り、8月だけで3勝を挙げている。

 この日は躍動感のあるフォームで最速148km/hを記録した速球を外角に投げ込んだ。「自分の持ち味は投げっぷりの良さ」と話し、4回1アウト1,2塁で井口選手、クルーズ選手の主軸を迎えても、直球で勝負し無失点で抑えた。

 「ひと言でうれしい。思いっ切り投げたことが完封につながった。七回ぐらいから意識したけど、バテながらも投げました」と話した高橋投手、高校卒ルーキーでは東北楽天釜田佳直投手(2011年ドラフト2位)が2012年に完封勝利を挙げている。

 

無理をせず

 まだまだ無理をさせることはない。釜田投手はルーキーイヤーで7勝を挙げる活躍を見せたものの、その後、右ひじの疲労骨折など故障が重なり、2014年にトミージョン手術を受けている。藤浪晋太郎投手のように1年目で10勝しその後も活躍を続けられる投手もいるが、高橋投手はフォームもまだ固まっていない状態のようで、まずは慎重に考えた方がよいと思う。長く活躍できるエースになるために。

 埼玉西武は2013年に森友哉選手をドラフト1位で単独指名し、ルーキーイヤーから活躍を見せ、高橋投手も2014年ドラフトで単独1位指名しこの活躍となった。他球団の悔しがるほどの大成功といえる。

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折れそうになる心をファンの声援が支えてくれた。9回2死一、二塁。初完封まであと1球。高橋光が投じた127球目、147キロ直球は甘く入ったが、気迫で押し込んだ。代打・福浦を二ゴロに抑え右拳を握った。吠えた。マウンドにできた勝利の輪の中心で18歳の笑顔がはじけた。

 「9回は大歓声にびっくりしました。ピンチでも思い切って腕を振ったことが、ゼロにつながったと思います」

 夏休み期間の8月では最後の本拠地試合。ピンチでも「自分の持ち味は投げっぷりの良さ」と自分に言い聞かせ、4回1死一、二塁では井口をフォーク、クルーズを直球で斬った。最速は148キロ。フォークも打者の手前で鋭く落ちた。大量援護を受けリズムも抜群で三塁を踏ませなかった。

初完封を期待する球場のボルテージが、一球ごとに高くなる。九回二死一、二塁、高橋光は動じない。127球目。最後は39歳の代打・福浦を147キロの直球で二ゴロに打ち取った。新怪物はグラブをたたき、初々しく喜んだ。

 「ひと言でうれしい。思いっ切り投げたことが完封につながった。七回ぐらいから意識したけど、バテながらも投げました」

 クライマックスシリーズ(CS)出場へ向け、負けられないロッテとの3位攻防戦。「いい感じで試合に入れた」と汗をぬぐった。

 6安打に抑え、三塁も踏ませなかった。今季3勝目(1敗)。プロ初完投を完封で飾った。高卒新人が完封勝利。阪神・藤浪、日本ハム・大谷も記録していない。西武の高卒ルーキーが初登板から4戦目で完封したのは1999年の松坂大輔(現ソフトバンク)以来、16年ぶり2人目の快挙となった。


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