ドラフト1位ルーキー明暗、東京ヤクルト・杉浦稔大投手が明日先発、横浜DeNA・柿田裕太投手は謹慎処分

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 今年もシーズン終盤戦となった。昨年のドラフト会議で指名されたルーキー選手も、「ルーキー」と呼ばれるのはあとちょっとだ。ドラフト1位選手でも1軍の戦力として活躍している中で、4球団の選手はまだ1軍出場をしていない。その中で、東京ヤクルトのドラフト1位・杉浦稔大投手が明日1軍で先発をする。

右肘内側靱帯断裂から

 杉浦稔大投手は国学院大で3年秋にエースとして活躍して一気に評価を挙げたが、4年春の5月の練習中に足をねん挫すると、その後はフォームを崩して成績を残せなかった。それでも188cmから149km/hを投げる素質に、外れ1位ながら福岡ソフトバンクと東京ヤクルトが指名している。

 キャンプでは1軍としてスタートさせたものの2月に右肘内側の靱帯が断裂していることが分かり、7月までリハビリをしていた。7月からファームで実戦復帰すると、状態も良い事から1軍登板に期待が高まっていたが、9月10日に1軍に昇格し、そのまま横浜DeNA戦に先発をする。

 9月での初登板となったものの、「まず自分の力をしっかりと出したい」と意気込みを語った。ドラフト1位右腕がベールを脱ぐ。

 

横浜DeNA・柿田裕太投手は謹慎

 一方、横浜DeNAのドラフト1位ルーキー柿田裕太投手は、自動車で当て逃げをして警察から事情聴取をされていたことが分かった。

 柿田投手は日本生命出身で、昨年のドラフトでは外れ1位で、阪神、北海道日本ハム、横浜DeNAの3球団が指名をし横浜DeNAが獲得している。キャンプは1軍でスタートするが、右腕の違和感などで離脱し、その後はファームで調整をしていた。

 フレッシュオールスターでは2回をパーフェクトに抑える好投を見せ、8月中に1軍登板も予定されていたが、昇格のタイミングで2軍の試合で失点を重ねて見送られると、23日には盲腸の手術を受けていた。25日には退院したとみられるが、その後に大型量販店の駐車場で当て逃げをして、通報により事件が発覚し警察から事情聴取を受けた。

 示談が成立したものの、球団は10日間の謹慎処分を課し5日に解除となって6日から練習を再開している。

 盲腸の手術からのリハビリもあり時間はかかったと思うが、1軍は14連戦という日程の中で、1軍登板の可能性もあっただけに、不運もあったが、最後は自らその機会を失った形となった。

 

 ヤクルトのドラフト1位右腕の杉浦が、10日のDeNA戦(横浜)でプロ初登板初先発する。「ここまで長かったけど今年中に1軍を経験できるのはいいことだと思う」。春季キャンプで1軍スタートも右肘の内側側副じん帯断裂で2月後半からはリハビリ生活。7月に実戦復帰してようやく1軍マウンドに上がる。横浜のマウンドは初体験だが「まず自分の力をしっかり出したい」と意気込んだ。

DeNAドラ1柿田、当て逃げ事故 スポーツ報知紙面 2014/9/9

 

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