ドラフト1位ルーキー、千葉ロッテ・石川歩投手が8勝目、東京ヤクルト・杉浦稔大投手が好投

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 千葉ロッテのドラフト1位ルーキー・石川歩投手が7回9奪三振1失点の好投で8勝目を挙げた。また、東京ヤクルトのドラフト1位ルーキー・杉浦稔大投手が1軍に昇格し初登板、敗戦投手になったものの低めに制球されたストレートで、6回で4安打9奪三振2失点と、さすがドラフト1位の投球を見せた。

久々の8勝目

 千葉ロッテの石川歩投手は、8月5日の東北楽天戦までに7勝を挙げていたが、爪を割って登録抹消された後に復帰するも2敗、約1カ月間勝ち星が無かった。しかしこの日は、7回を投げて6安打9奪三振、得意のスプリットやスライダーが冴えを見せて、埼玉西武をねじ伏せた。

 新人王争いでは同じルーキーの北海道日本ハム・浦野博司投手と北海道日本ハムの上沢直之投手が7勝で並んでいたが、頭一つ抜き出た。

 埼玉西武の高橋朋己選手がリリーフで活躍を見せており、争いはまだまだもつれそうだ。それでもやはり昨年のドラフト会議で2球団が競合した石川投手、さすがのピッチングを見せてくれた。

 

1軍初登板・杉浦稔大投手

 東京ヤクルトのドラフト1位ルーキー・杉浦稔大投手が、素晴らしい投球を見せた。140km/h中盤の速球を、バッターの内角、外角に制球し、スプリットもキレ味があり6回で9三振を奪った。

 初回の先頭打者・梶谷選手にストレートを風に乗せられてホームランに、また6回には疲れもあったのかグリエル選手に甘めに入った球を痛烈にはじき返され2失点し、味方も完封負けで0-2で敗戦投手となったものの、ドラフト1位の力を見せた。

 杉浦投手は国学院大出身で、大学3年秋にブレークした。4年春のリーグ戦中に右足を痛め、その後フォームを崩したのか秋も成績を残せなかったものの、ドラフト会議では外れ1位で福岡ソフトバンクと東京ヤクルトが指名競合した。

 今年2月のキャンプ中に右肘靱帯断裂の重傷が発覚したが、7月に実戦復帰をしていた。こちらもさすがのドラフト1位投手。この試合は味方が抑えられたものの、これだけの球威とコントロールがあれば初勝利どころか2ケタ勝利も見える。

 教訓を生かした。4日の同カード(西武D)は8回、メヒアに決勝3ランを被弾。この日は同点の6回1死一、二塁でメヒアを迎えた。「完全に(前回のことが)よぎった」と振り返ったが、26歳のルーキーは冷静だった。1ボール2ストライクと追い込み、「あと2球はボールでいい」。外角に外れるスライダーで空振り三振に仕留め、ピンチを断った。

 横浜)右肘の靱帯(じんたい)断裂から復帰したD1位・杉浦(国学院大)がプロ初登板初先発で6回4安打2失点と好投も、初黒星を喫した。「2軍とは雰囲気が違い、これがプロ野球かと思った。

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