侍ジャパン21U代表、北條史也選手の3ランで勝利

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 IBAF21Uワールドカップに出場している侍ジャパン21U代表はベネズエラと対戦し、11-1で7回コールドで勝利した。阪神で2012年ドラフト2位の北條史也選手が逆転で勝ち越しの3ランホームランを放った。

ベネズエラにコールド

 ベネズエラは初戦でニカラグアに5-18で敗れており、試合を見ても一線級の選手が来ているようには見えないチームだ。しかしこの日は2回に先発した日本ハムの上沢直之投手が1点を先制され、3回まで0-1と追い上げる展開となった。

 しかし4回にヒットと四球でランナーがたまった場面で恐怖の7番、阪神の北條史也選手がカーブをうまく打ってレフトスタンドにチーム1号のホームランを放ち、3-1と逆転した。その後、チームは7安打に抑えられたものの、相手の暴投や守備エラーにより着々と加点し、7回までに11点を奪った。

 先発の上沢投手も徐々に調子を挙げると、5回を投げて4安打9奪三振。球速こそ140km/h前半だが、パワーのあるバッターが詰まってファールになり、カウントを良くしてからフォークやカーブなどで三振を奪った。

 

アマチュア選手の活躍は?

 侍ジャパンは6回には巨人で2013年ドラフト3位の田口麗斗投手、7回は同じく巨人で2013年ドラフト5位の平良拳太郎投手が1回を投げて無失点に抑え、7回コールド11-1で勝利した。昨日は新日鐵住金鹿島の横山雄哉投手(阪神ドラフト1位)や三菱日立パワーシステムズ横浜の野村亮介投手(中日ドラフト1位)が登板したが、この日のアマチュア出身投手の登板は無かった。

 野手ではこの日はスタメン9番センターに東洋大の笹川晃平選手が入ったものの、相手投手の変化球にバットが出るなど良い所はなく2打数ノーヒット、7回には代打で法政大の畔上翔選手が出たものの3塁ファールフライに終わった。

 昨日に続き、アマチュア出身野手の初ヒットを打つ事はできなかった。プロで活躍する年下の選手に何とか意地を見せてほしい。

 台湾の夜空へ、北條の打球は高く舞い上がった。1点を追う4回2死一、二塁。ベネズエラの先発左腕のスライダーを迷わず振り抜いた。「スライダーを絞っていました」。滞空時間の長い逆転3ランが、左翼席へ飛び込む。7回にも右前適時打を放ち、4打数2安打4打点。前日の豪州戦と合わせて、8打数4安打6打点と目覚ましい活躍を見せた。

  二回に1点をあっさり先制され、迎えた四回。二死一、二塁で打席が回ってきた。ここまで日本打線が苦しんできた左腕投手の緩い変化球を狙い打ち。ド真ん中を強引に引っ張ると、打球はきれいな放物線を描き、左翼席に吸い込まれた。七回にはダメ押しの右前打で4打点だ。

 開幕から2戦で8打数4安打6打点の暴れっぷりを、阪神の2軍監督として北條と向き合ってきた平田勝男監督(55)も手放しでほめた。

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