社会人野球日本選手権が開幕し、今年のドラフト会議で指名された選手、来年のドラフト候補選手が活躍を見せた。
福岡ソフトバンクのドラフト3位・岡本健投手
新日鐵住金かずさマジックの岡本健投手は、ドラフト会議で福岡ソフトバンクからドラフト3位指名を受けている。この日のヤマハ戦で先発すると、144km/hの速球とチェンジアップで5回まで7奪三振と好投を見せたが6回に連打を浴びて3失点、5回2/3で5安打8奪三振3失点という内容で降板した。
チームは9回裏に3点を奪って逆転勝利を飾ったが岡本投手は「調子は良かった。6回は3巡目で配球を読まれ始めていたかも。次に生かしたい」と話した。
日本通運・井口拓皓投手は4安打完封
日本通運vs新日鐵住金広畑の試合では、来年のドラフト候補に名前が挙がる井口拓皓投手が、持ち前の制球力と多彩な変化球で9回を4安打5奪三振で完封、抜群の安定感を見せた。井口拓皓投手は175cmで最速は144km/h、しかし制球力と変化球を投げるタイミングが抜群で、駒澤大学でもエースとして活躍し、4年生の春、秋に共に3勝を上げる活躍を見せた。
ドラフト上位候補にはなりにくいだろうが、社会人1年目から様々な大会で好投を見せており評価する球団は出てくると思う。
中日ドラフト6位の藤澤拓斗選手
西濃運輸はバイタルネットと対戦し、延長13回タイブレークでバイタルネットが勝利した。1番サードで出場した中日ドラフト6位指名を受けた藤澤拓斗選手は5打数1安打に終わった。
都市対抗4強がサヨナラ発進だ。ソフトバンク3位指名の岡本はMAX144キロの直球とチェンジアップがさえ、5回まで7奪三振と好投したが、6回に6安打で3点を失い降板。「調子は良かった。6回は3巡目で配球を読まれ始めていたかも。次に生かしたい」と反省した。2点を追う9回に打線が3点を奪い逆転サヨナラ勝ちを収め「最後はベンチで祈ってました」と笑みを浮かべた。
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