NTT東日本・高木伴投手が4回途中3失点、11球団20人のスカウトが視察

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 高校野球、大学野球、プロ野球に先駆けてまずは社会人野球の公式戦が始まった。東京スポニチ大会では予選リーグ戦8試合が行われた。今年の社会人NO1右腕と評価されているNTT東日本の高木伴投手は、3回2/3を投げて4安打3失点と調子は良くなかった。高木投手には11球団20人のスカウトが視察に訪れた。

 

スカウトは寒さも考慮

 岩槻川通公園野球場で行われたNTT東日本vs日本通運の対戦、NTT東日本の高木伴投手は2回に2アウト1,2塁にランナーを背負うと、スライダーが高めに浮いたところを痛打されて2失点、この回合計3失点を許した。3回は無失点に抑えたものの4回2アウトで降板、3回2/3を投げて4安打3奪三振3失点という内容で、高木投手の2014年初戦は苦いものとなった。

 しかし、この日訪れた11球団20人のスカウトの評価は変わらない。巨人の井上スカウトは「ピークは都市対抗。この時期にどうこうの問題ではない」と話すと、阪神・平塚スカウトも「初戦だし寒かったしね。下半身が使えるようになればよくなってくる」と話した。

 高木投手は「修正できなかった、悪いという一言で収めちゃだめ」と話し、「フォームを固めようとしているが、心と体が合っていない感じ」とフォームの調整段階であることを語った。短いイニングで降板したこともあり、今日、明日にも登板があるかもしれない。

 

井口拓皓投手は3安打完封

 強い北風が吹く試合で、投手はつらい状況だった。しかし日本通運の井口拓皓投手はNTT東日本打線をわずか3安打に抑えて完封勝利と、抜群のコントロールと多彩な変化球で94球で投げ終えた。井口投手は昨年の日本選手権でも初戦の新日鐵住金広畑戦で完封勝利しており、狙った試合に調子を合わせていく姿勢が素晴らしいと感じる。

 「プロ入りの夢もいつかかなえたい」と話す井口投手、ストレートが抜群に速いというタイプでもなく、独特な変化球があるタイプでもない。プロのスカウトが指名しにくい投手ではあるが、とにかく好投を続ければ夢は叶えられるだろう。

 

NTT東日本・高木にスカウト11球団集結 - デイリースポーツ:2014/3/11

 今秋ドラフト候補のNTT東日本・高木伴投手(23)が、チームの今季公式戦初戦に先発。昨年11月には侍ジャパンの台湾遠征メンバーに選出された最速147キロ右腕を、阪神など11球団20人のスカウトが視察した。高木は3回2/3を投げて4安打3失点、3奪三振で降板。チームも敗れ「修正できなかった。フォームを固めようとしているが、心と体が合っていない感じ」と振り返った。

 もっともこの日は、寒さに加えて強風が吹き荒れるコンディション。鋭いスライダーで三振を奪う場面もあり、阪神の平塚スカウトは「初戦だし、寒かったしね。下半身が使えるようになればよくなってくる」と、結果は気にしていなかった。

 日本通運の1メートル75右腕・井口が3安打完封と力投。11球団のスカウトが見守る前で結果を出し、「内容は全然(ダメ)だったけど良いスタートは切れた」と話した。

 市川越―駒大を経て入社2年目。大学、社会人の先輩である日本ハム・武田久は憧れだ。ドラフト戦線に一躍名乗りを上げ、「プロ入りの夢もいつかかなえたい」と意気込んだ。

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