新日鐵住金かずさマジックの加藤貴之投手が7回4安打8奪三振、プロスカウト高い評価

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 社会人NO1左腕の評価をされている新日鐵住金かずさマジックの加藤貴之投手が、永和商事ウイング戦で先発すると、7回を投げて4安打8奪三振で無失点に抑える好投を見せた。この試合には広島、巨人などのスカウトが視察に訪れている。

打たれない左腕

 加藤貴之投手は球速は130km/h中盤から後半とそれほど出ていない。しかし昨年の日本選手権ではリリーフでフル回転して優勝するなど、打たれない左腕投手として注目されている。

 今年は完全に先発として回っており、この日も初回は全てストレートで3者凡退に抑えると、4回の1,2塁のピンチでも「真っすぐで三振が奪えると思った」と話す通りに高めのストレートで空振り三振を奪った。

 この日は7回92球で次の試合以降の登板に備えるために降板したが、7回4安打8奪三振で無失点、四死球も1つと抜群の投球を見せた。

 

スカウトトップクラスが視察

 都市対抗には連日スカウトが詰めかけているが、この日は広島の苑田スカウト部長や巨人の山下スカウト部長が視察に訪れた。

 広島・苑田スカウト統括部長は「後ろがゆっくりで、腕が急にバッと出てくるから、打者はタイミングが取りづらいのではないか。」と話すと、巨人の山下スカウト部長も「真っすぐの質が良い。スピード表示よりも球が来ているんでしょう。左投手だし人気が出るだろう。」と、球速はそれほど出ていなくても打たれない投球を分析していた。

 球速があまり出ないため、独特のフォームがプロで通用するかの判断に迷う球団もあるかもしれないが、社会人でこれだけの実績があれば、ドラフト会議ではおそらく2位あたりで指名する球団があるのではないかと思う。

 

 初回は打者3人に対し、14球全て直球勝負で3者凡退。4回2死から福田に初安打となる右前打を許すと、連打を浴び一、二塁。それでも「2ストライクに追い込んだから、真っすぐで三振が取れると思った」と中居を外角高めの直球で、狙い通りの空振り三振に斬って取った。 

 中略 

  ▼広島・苑田聡彦スカウト統括部長 後ろがゆっくりで、腕が急にバッと出てくるから、打者はタイミングが取りづらいのではないか。

 ▼巨人・山下哲治スカウト部長 真っすぐの質が良い。スピード表示よりも球が来ているんでしょう。左投手だし、(ドラフトで)人気が出るだろう。

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