中日2軍vs西濃運輸のプロアマ交流戦が行われ、西濃運輸のドラフト候補、野田昇吾選手と六信慎吾投手がそれぞれ1イニングをノーヒットに抑える好投を見せた。
高校日本代表投手
野田昇吾投手は167cmの小柄な左腕だが、鹿児島実時代に147km/hの速球を投げて注目され、高校3年時には高校日本代表入りし、吉永健太朗投手、釜田佳直投手、歳内宏明投手などと共に投げた。
西濃運輸ではリリーフとして登板しており、昨年のドラフトが解禁年だった。プロ側からプロ入りの調査書が届いたというが、会社と話し合って残留を決め、今年のプロ入りに賭けている。
この日は最速は141km/hだがキレの良いストレートとスライダーで、古本選手を空振り三振に斬って取ると、1塁ゴロ、ピッチャーフライと3人で抑えた。
中日・中田スカウト部長が評価
視察した中日の中田スカウト部長は、「ストレートもスライダーもキレがある。テンポも良い。体ができてきたし候補に入ってくる」と評価、左のリリーフの即戦力としてインプットされた。
高校日本代表の投手陣の中でアマチュアでプレーしているのは、早大・吉永健太朗投手、東洋大・原樹理投手、そして野田投手の3人、共に伸び悩みで苦しんでいる状態から抜け出しつつある。プロの舞台に共に進めるか注目したい。
2011年高校日本代表の投手陣
早稲田実・吉永健太朗(早稲田大)
東洋大姫路・原樹理投手(東洋大)
金沢・釜田佳直投手(東北楽天)
聖光学院・歳内宏明投手(阪神)
英明・松本竜也投手(巨人)
唐津商・北方悠誠投手(福岡ソフトバンク)
鹿児島実・野田昇吾(西濃運輸)
六信慎吾投手も力見せる
また、西濃運輸では六信慎吾投手も今年のドラフト候補として名前が上がる。六信投手は法政大時代は故障などがあり実績は少なかったものの147km/hの重い速球を投げる投手で、高校時代から素質の高さに注目されていた。
この日は制球を乱したものの、最速143km/hの速球で1回を3人で抑えて力を見せた。右の力投派投手として注目したい。
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