スポニチ大会は富士重工が優勝、ライバルHondaを下す!

社会人野球ドラフトニュース 2015年ドラフトニュース

 社会人野球スポニチ大会の決勝は富士重工vsHondaのライバル対決となり、負けられない試合となった。

本業でも地区でも

 富士重工とホンダの試合は、お互いに負けてはいけない相手として意識した試合となった。共に本業で自動車の製造販売でぶつかっており、野球でも埼玉のホンダと群馬の富士重工は都市対抗予選でも北関東地区でライバルとして凌ぎを削る。

 決勝は昨年の都市対抗で準優勝した富士重工と、予選3試合と準決勝の4試合でわずか1失点と抜群の投手力を見せたホンダが対戦した。

 

1-0で富士重工が制す

 富士重工は4回に1点を奪うと、4回から登板した西嶋一記投手が、142km/hのストレートで6回6安打を許しながらも無失点に抑える粘りの投球を見せ、1点を守った。西嶋投手は187cmの大型左腕投手で、横浜高校、明治大で共にドラフト候補として名前が挙がった。しかし大学時にプロ志望届けを出したものの指名されず、MLBドジャースのマイナーチームと契約した。

 しかし3年で戦力外となると熊本ゴールデンラークスで1年間プレーし、今年から富士重工に移籍した。紆余曲折がありながら社会人野球で、再び西嶋投手の名前を聞く事になった。

 この日は同じく明治大出身の竹田育央選手が、今大会8打点を挙げてMVPを獲得した。明治大で西嶋投手の1学年下の後輩だが、1989年2月28日生れの西嶋投手と、1989年4月28日生れの竹田選手はちょうど2カ月差の同学年のようなものだ。明治大コンビでチームを優勝させ、まずは日本選手権出場の切符を手にした。

 

5試合で2失点のホンダ

 一方、ホンダは準決勝でエースの石橋良太投手が好投すると、予選リーグと続けて2試合連続コールド完封勝利を挙げた。決勝ではルーキーの福田大輔投手が先発し、5回を5安打1失点と好投を見せ、リリーフで櫻田裕太郎投手が3回1/3を1安打5奪三振の快投を見せた。

 5試合で2失点しか与えなかったホンダ投手陣だが、優勝を手にすることはできなかった。しかし、この強力投手陣は、今後の大会でも活躍をみせるだろう。

富士重工業のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

Hondaのドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 

 「素晴らしいチームで野球ができて、ユニホームが着られることに感謝の気持ちでいっぱい。いい形になってよかった」

 出番は0―0の4回からだった。2番手で救援すると、6安打を許して毎回走者を背負った。それでも6イニングを無失点。最後まで投げ切った。

 準決勝では2年目右腕の石橋が予選リーグに続き、2試合連続で完封(いずれも7回コールド)。計14回を無失点に抑え「去年よりもツーシームとかカーブの精度が上がった」と手応えをつかんだ様子だった。

富士重工・竹田 通算8打点でMVP「素直にうれしい」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球

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