JABA京都大会では、パナソニックvsJR東日本の試合で、パナソニック・近藤大亮投手、JR東日本・進藤拓也投手のプロ注目150km/h投手同士が先発した。この試合には8球団17人のスカウトが視察に訪れた。
明暗も
パナソニックの近藤大亮投手は、先日の岡山大会で最速151km/hを記録し、プロ10球団のスカウトが注目していたが、この日も先発すると最速は146km/hながら9回を完投して3安打9奪三振1失点と好投した。
奥代監督も「入社以来一番の投球」と評価し近藤投手のピッチングを讃えた。
一方、JR東日本は今年のドラフト候補・関谷亮太投手ではなく、社会人1年目のルーキーで来年のドラフト候補の一人、進藤拓也投手が登板した。進藤投手も横浜商大時代に150km/hを記録している184cmの大型右腕だが、この日は1回から3回まで連続してソロホームランを浴びるなどピリッとした投球は見せられなかった。
8球団17人のスカウト視察
この試合には阪神の佐野統括スカウト、横浜DeNAの高田GMなどの首脳など8球団17人のスカウトが視察し、東北楽天の愛敬スカウトは「力の強弱、出し入れができている」とピッチングの内容を評価すると、横浜DeNA・小林スカウトは「球種以上にキレがいい」と球質を高く評価した。
素晴らしいピッチングが続き、ドラフト会議での上位での指名は確実になった雰囲気がある。これから都市対抗などでさらに結果を見せられれば、社会人NO1投手としてドラフト1位での指名の可能性もある。
パナソニック近藤完投 8球団17人スカウト視察 スポーツニッポン紙面 2015/4/30
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