都市対抗野球南関東2次予選の、新日鐵住金かずさマジックvsHondaの試合では、プロ注目のHonda・石橋良太投手、かずさマジックの加藤貴之投手の視察のため、12球団20人のスカウトが姿を見せた。
ともにまずまずのピッチング
この日は、石橋良太投手は先発をしたものの、加藤貴之投手は先発ではなかった。石橋投手は2回に2ランホームランで2点、4回にも1点を失うなど調子は良くなかったが、5回以降は立ち直って無失点に抑え、結局9回を投げて144球を投げ、6安打3失点で完投した。
石橋投手は「投げるからには、最後まで投げ切りたかった」と話し完投した事に満足しているものの、春から好調の石橋投手にとっては、苦労した完投勝利となった。
加藤貴之投手はこの日は2番手として3回ノーアウト1,3塁の厳しい場面で登板すると、このピンチを無失点で切り抜ける素晴らしいピッチングを見せた。しかし4回、5回に1失点し、3回を投げて4安打2失点という内容だった。加藤投手は「抑えた後の失点は反省しないと」とコメントをしている。
加藤投手は今年に関しては、まだ「これぞ」というピッチングが見られない。昨年はチーム残留を決断し今年のプロ入りを強く望んでいるようだが、昨年プロ入りしておけばという思いはある。しかし、それでも昨年の投球をスカウトは評価しているので、ドラフトでは確実に指名はされるだろう。
ただし1年間残留した意味を示すため、都市対抗予選、そして本戦での好投を期待したい。
井上彰吾選手、大活躍
この試合はHondaが17安打を放って6-3で勝利したが、昨年もドラフト候補として名前が挙がった井上彰吾選手が、2本の2ベースヒットに、6回にはQVCマリンのバックスクリーンに突き刺さる同点ホームランを放つなど、大活躍を見せた。
井上選手は181cmながら50mを5秒台で走る足があり、遠投も120mを記録する。北海道日本ハムの岡大海選手や阪神の江越大賀選手のような大型ながら身体能力の高い選手が活躍を見せている事を考えると、井上選手にも期待をするスカウトもいるのではないかと思う。
新日鐵住金かずさマジックのドラフト候補選手の動画とみんなの評価
ホンダのプロ注目右腕、石橋良太投手(23=拓大)が、144球を投げ抜き、6安打3失点で完投した。
2回に2ランを浴びて先制を許したが、「投げるからには、最後まで投げ切りたかった」と喜んだ。
ホンダのプロ注目右腕、石橋良太投手(23=拓大)が、144球を投げ抜き、6安打3失点で完投した。
2回に2ランを浴びて先制を許したが、「投げるからには、最後まで投げ切りたかった」と喜んだ。
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