社会人NO.1投手と評価され、今年のドラフト1位候補に名前が挙がる東京ガスの山岡泰輔投手がこの日、初練習を行った。4球団のスカウトが視察に訪れ、注目度の高さをうかがわせた。
常時150キロ目指す
山岡泰輔投手は瀬戸内高校時代に新庄の田口麗斗投手(巨人2013年ドラフト3位)と共に広島の怪腕として注目され、甲子園で伸びのあるストレートと鋭く曲がるスライダーを見せて注目された。プロ志望をすればドラフト上位での指名の可能性もあったが社会人でプレーする事を選択し東京ガスに進むと、1年目にリリーフとして150キロを記録するなど能力の高さを見せている。
山岡投手はテーマとして回転の良いストレートを「常時150キロ出るようにしたい」と話す。172cm68kgと小柄な体で145キロ前後の速球を投げており、今年は体重を75kgに増やして球速アップを狙うという。重くなることで体の柔らかさやキレなどが失われたりする可能性もあるが、徐々に増やしていけば、今の良いストレートのままで球速アップができそうだ。
広島、ロッテなど4球団視察
この日は地元広島の他に千葉ロッテ、横浜DeNA、福岡ソフトバンクのスカウトが山岡投手の初練習を見守り、注目度の高さをうかがわせた。特に地元・広島は2014年に有原航平投手を1位指名したものの獲得できず、2015年はマークしていた明治大・上原健太投手の指名を回避した。創価大・田中正義投手に注目するものの、地元の逸材を逃すことはできず、単独の1位指名を狙う可能性もある。
広島の尾形スカウトは「1位候補だし、地元出身。スライダーはすぐ通用する」と話した。またロッテの永野吉成チーフスカウトも「社会人では間違いなく筆頭候補」と高い評価をしている。リリーフとして横浜DeNAの山崎康晃投手のような活躍も期待できそうだ。
山岡投手は「チームを日本一にしてからプロに行きたい」と話し、まずはチームで都市対抗、日本選手権の優勝を目指す。
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この日は広島、ロッテなど4球団のスカウトが訪問。広島の尾形スカウトは「1位候補だし、地元(広島)出身。スライダーはすぐ通用する」と熱視線を送った。
現在は身長172センチで、体重66キロから75キロを目標に肉体強化中で「常時150キロが出るようにしたい。前田健太選手のようなきれいな真っすぐが理想」と宣言。投球の幅を広げるため、カットボールの習得も目指している。即戦力候補を目当てにソフトバンク、ロッテ、広島、DeNAの4球団のスカウトが視察に訪れた。
ロッテの永野吉成チーフスカウトは「社会人では間違いなく筆頭候補」と高評価。
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