西濃運輸・嶽野雄貴投手、日本新薬・栄光貴投手、JR九州・緒方雄大投手、ルーキー投手が活躍

宇都宮健太, 小松貴志, 岡本拓也, 嶽野雄貴, 柏原史陽, 栄光貴, 石田光宏, 笛田怜平, 緒方雄大

東京スポニチ杯ではルーキー投手が力のある投球を見せている。西濃運輸の147キロ右腕・嶽野雄貴投手は、先発して打者10人を完璧に抑えた。昨年のドラフトで中日が狙っていた逸材だった。

中日が狙った逸材

西濃運輸の嶽野雄貴投手はこの日、明治安田生命戦に先発すると、自慢の速球で3回までパーフェクト、4回も打者一人を抑え10人を完璧に抑えた。しかしそこで右太ももがつり降板した。

嶽野雄貴投手は愛知リーグ2部の名古屋学院大出身で、172cmと小柄だが最速147キロの速球を投げ、中日が獲得に向けて動いていたものの、「評価が低かったので社会人で鍛えようと思った」と西濃運輸に進んだ。おそらく育成枠での打診だったとみられる。

これからもっと話題になる投手になるかもしれない。来年のドラフトでは中位以上でプロ入りすることができれば、選択は正しかったとなる。

ルーキー投手続々

日本新薬は昨日はルーキーの西川大地投手が好投、そしてこの日は創価大のエースだった小松貴志投手が先発した。小松投手は5回まで投げて2失点と調子は良くなく、5回に右脇腹の痛みを訴えて降板した。

7回には2アウト満塁の場面で、日本文理大で150キロの速球を投げ、プロ志望届を出していたもののドラフト会議で指名がなかった栄光貴投手が登板すると、最速145キロの速球で相手をショートゴロに抑えてピンチを乗り切り、8回、9回もヒット1本に抑え2回1/3を投げて1安打無失点、素晴らしいリリーフを見せた。

日本文理大からは、同学年でプレーしてきた田中豊樹投手が北海道日本ハムにドラフト5位で指名された。その田中投手から「2年後に待ってるから」と言われており、「社会人でもう一度鍛えて、また同じ舞台に立てるように」と話した栄投手、素晴らしい社会人デビューだった。

3連投

JR九州のルーキー・緒方雄大投手が予選3試合を3連投し、この日も2回を1安打4奪三振無失点と好投を見せた。緒方投手は福岡教育大出身で143キロの速球を投げる投手としてドラフト候補に名前が挙がっていた。高校の保健体育の資格を取っていたが野球を続けたくなりJR九州へと進んだ。今大会は初戦から3連投、初戦の新日鉄住金かずさマジック戦で先発して4回8安打5失点も、翌日の東京ガス戦では3番手として登板し4回1/3を1安打自責点0、そしてこの日も好投を見せた。

野中監督は「いろんな場面で投げられるように試している」と話したが、この時期にかなりの長いイニングを3連投と起用法には疑問が残る。しかしそれにこたえ結果を残した緒方投手、成長を期待したい。

関西学生リーグ出身3投手も

また、関西学生リーグから社会人入りした3投手も登板している。関西大から東京ガスに進んだ石田光宏投手は、2番手で登板し3回2安打無失点、関西学院大から富士重工に進んだ宇都宮健太投手も2番手で登板し3回1安打無失点に抑えた。同志社大からJX-ENEOS入りしている柏原史陽投手は初戦で先発をしているが、この日は3番手で登板し1回を1安打無失点に抑えた。

その他でも九共大出身の東芝・岡本拓也投手がこの日も登板し2回1安打無失点と好投、日通の笛田怜平投手はリリーフで登板したものの1回2安打3失点だった。

またJX-ENEOSでは木更津総合出身のルーキー・鈴木健矢投手が先発を任され5回で5安打を許すも1失点に抑える好投を見せた。

2017年度-社会人のドラフト候補リスト

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4回1死、右太腿裏がつって降板も打者10人を完全に抑えた。愛知大学リーグ2部の名古屋学院大出身。地元の中日が最後まで追い掛けていたが、嶽野は「評価が低かったので社会人で鍛えようと思った。もっと成長したい」と力強かった。

押し出し四球で1点を勝ち越された直後の7回2死満塁から3番手でマウンドに。覚悟は決まっていた。「直球で押す」。遊ゴロに仕留めると、8回に大学の先輩・黒川卓也右翼手(25)の逆転2点二塁打が生まれた。「自分のスタイルを貫き通して、流れを持って来られた」と最速145キロの直球主体にカットボール、スプリットの27球で試合を締めた。

高校の保健体育の資格を取得したが、野球を続けたくて入社。「将来行けたらプロに行きたい。3連投しても体は問題ないです」と話し、野中憲二監督は「いろんな場面で投げられるよう試しています」と期待を寄せた。


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