オリックスドラフト1位のJR東日本・吉田一将投手は順当勝ち、中日ドラフト5位、トヨタ自動車・祖父江大輔投手は5回1/3で9奪三振も敗戦

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 社会人野球日本選手権大会は4日目が行われ、都市対抗と日本選手権で3大会連続準優勝をしているJR東日本は順当に勝ち上がった。

6回、7回が一つの壁

 3大会連続で決勝に敗れているJX-ENEOSが初戦で姿を消し、俄然注目されるのはJR東日本となる。この日の大阪ガスではオリックスにドラフト1位指名された吉田一将投手が先発すると、最速は140km/h中盤も大体140km/h近くの球を低めに決め、フォークボールでタイミングを外して打たせて取るピッチングを見せた。

 7回に入ると疲れからかストレートを痛打され、死球と3連打で3失点し降板した。このあたりは吉田投手らしく、大体6回から7回あたりで疲れの山が来る。プロでもこの山を乗り切れるかがエースとなれるかの分かれ道となりそうだ。この大会ではあと1,2試合は登板があると見られ、無理をせずに降板させたのだろう。

日本のエース

 この試合をオリックスの森脇監督や西名球団社長らが視察をし、森脇監督は「修正能力が高い素晴らしい投手。即戦力としてキャンプに来てもらわないと」と1軍キャンプ帯同を示唆した。体力的な課題がありプロで鍛えればまだまだ成長が期待できる投手だ。東アジア競技大会では日本のエースとして中国戦、韓国戦、台湾戦で安定感抜群の結果を残した。1年目からやってくれるだろう。

その他の選手

 JR東日本では広島のドラフト3位・田中広輔選手が2番ショートで出場し、2回には2アウト1,2塁の場面で2点タイムリー2ベースを記録した。この日はこのヒットのみで5打数1安打、最近は打率こそ残せないもののチャンスに強いバッティングを見せている。強い振りで長打を打つことも多いが、足のある選手なのでプロでは出塁も心がけて欲しい。

 大阪ガスは来年のドラフト候補3投手が登板し、3番手で登板した小畑彰宏投手は2回を1安打1奪三振無失点に抑えた。184cmから146km/hを投げる本格派右腕で来年の注目候補となりそうだ。

 トヨタ自動車vs三菱重工神戸の試合では中日がドラフト5位で指名したトヨタ自動車の祖父江大輔投手が先発し、5回1/3で5安打9奪三振と力を見せたが2失点して敗れた。七十七銀行vs四国銀行では東北楽天がドラフト7位で指名した相原和友投手が先発し、7回で7安打を許しながらも7奪三振で2失点に抑えて勝利した。

オリドラ1吉田 3失点も「100点満点」 - スポーツニッポン:2013/11/1

 1回戦3試合が行われ、三菱重工神戸、七十七銀行、JR東日本が2回戦に勝ち上がった。優勝候補のJR東日本はオリックスから1位指名された吉田一将投手(24)が7回途中3失点に抑え、大阪ガスに7―4で勝った。七十七銀行は16安打7得点で四国銀行に大勝。三菱重工神戸はトヨタ自動車に2―1で競り勝った。

 JR東日本の吉田は、ドラフト1位指名を受けたオリックスの森脇監督が観戦する中でも「意識せず平常心で」と6回2/3を3失点。来年から本拠とする京セラドームで投げ「悪いなりに役割は果たせた。チームは勝ったので100点満点」と初戦突破の満足感に浸った。1メートル91の長身から伸びのある直球を低めに集める制球力を見届けた森脇監督は「全体的に非常にバランスが良い。必ずやってくれる」とプロでの活躍を確信したように言った。

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