亜大・九里亜蓮投手が1勝、青学大・斎藤英輔投手が復活投球、国学大・杉浦稔大投手は調子戻らず

大学野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 東都大学リーグが開幕した。初日はドラフト候補投手の競演となり、様々なドラマがあった。

 開幕初戦は亜細亜大vs青山学院大、亜細亜大は予定通り九里亜蓮投手が先発し、青学大も主将でエースの斎藤英輔投手が先発をした。斎藤英輔投手は右肘痛のためドラフトイヤーとなった今春のリーグ戦では登板することができなかった。この日は最速148km/hを記録、7回を投げて4安打3奪三振もホームラン2本で3失点し敗戦投手となったが、「負けたら意味がないですが、投げられる喜びを感じました」と話し、「状態は100%に近い。手ごたえはあります。」と状態が戻ってきた事を明かした。プロ志望をするかは分からないが、152km/hを記録しリリーフとして活躍をしてきた斎藤英輔投手、ドラフト会議の舞台には間に合った。

 勝利したのは亜大・九里亜蓮投手、開幕の2週間前にフォームをトルネードに変え、球に重さを出す取り組みをしていた。この試合では「良くなかったです。納得のいくボールは1球だけ。」と話し、まだ自分の物にはなっていないようだが、持ち前の粘りの投球で9安打7奪三振で2失点に抑えて完投、春は初戦を落とし信頼を失ったがまず1勝を挙げた。

 2戦目は國學院大vs拓殖大の試合、國學院はエースの杉浦稔大投手が先発した。杉浦投手は春のリーグ戦中に右足を捻挫し、その後フォームを崩していた。復活を目指していたものの、この日は初回に四球と連打で2失点し、その後もランナーを背負うピッチングが続くと5回に3失点し降板した。「50点、真っすぐがコントロールしきれていなかった」と話した。

 大学は4年間、常に良い状態で投げるというのは難しい。これまでも3年生まで活躍を続けたが4年生で不調になりプロ入りを諦めた選手もたくさんいる。逆に、4年の秋に好調でドラフト会議で指名された選手もいる。九里亜蓮投手、斎藤英輔投手、杉浦稔大投手、最後のシーズンを悔い無く戦って欲しいとしか言う事はできない。とにかく今のベストを!

 「トルネード投法」にフォームを改造した亜大・九里が9安打を浴びながらも2失点で完投した。

 2週間前に着手したばかりで「重たい球を投げるためにフォームを変えた。きょうは制球がばらついてしまった。納得した球は1球しかなかった」と反省しきり。夏場は1日に丼飯8杯を平らげ、体重は3キロ増の90キロとなった右腕に、生田勉監督は「(フォームを)試行錯誤しながら完投できたのは自信になると思う」とねぎらった。

 今秋ドラフト候補右腕の国学院大・杉浦が、5回8安打5失点でKOされた。

 初回、先頭打者に四球を与えるなど2安打で2点を失い、5回にも3失点。セットポジションから制球を重視する狙いだったが、勝負球が甘く入った。「きょうは50点。真っすぐがコントロールしきれていなかった」と肩を落とした。

斎藤復活飾れず  - ニッカンスポーツ紙面:2013/9/8

 

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