神奈川大学リーグでは横浜商大が神奈川大と対戦し、今年のドラフト注目の左腕・岩貞祐太投手が先発した。
岩貞投手は初回に、味方のエラー2つでいきなり1失点と不運な立ち上がりを見せたものの、その後も落ち着いて最速146km/hの速球でストライク先行のピッチングを見せ、9回4安打12奪三振で1失点、自責点は0という素晴らしい投球を見せた。岩貞投手は「力で抑える投球もしていかないといけない」とこの日は力でねじ伏せた。
この日は巨人、横浜DeNA、阪神、東北楽天など6球団22人のスカウトが視察に訪れ、横浜DeNAの高田GMは「左投手であれだけのボールを投げる投手はそういない」と話すと、欠端スカウトも「能見見たいになれる可能性を持った素材」と評価した。また東北楽天・早川スカウトアドバイザーも「右打者へのカットボールがいい。打者には消えたようにみえる。上位は間違いない」と評価した。
岩貞投手には、横浜DeNAを筆頭に、阪神、東北楽天がシーズンを通して注目していたように見える。阪神は外れ1位候補に挙げたというニュースがあったばかりだが、横浜DeNAは左腕投手の獲得を目指し、桐光学園・松井裕樹投手の指名とあわせて早くより外れ1位候補にリストアップしていた。また東北楽天も左腕投手の獲得をポイントとしているようで、桐光学園・松井裕樹投手と共に岩貞祐太投手をマークしている。
ドラフト会議では阪神は外れ1位で柿田裕太投手の指名を優先すると見られる。横浜DeNAと東北楽天は松井裕樹投手を指名すると予想するが、外した場合には横浜DeNAは東京ガスの石川歩投手か岩貞祐太投手を指名すると見られる。また東北楽天は東海大甲府・渡辺諒選手も注目しており、渡辺選手がまだ指名されていなかった場合は指名すると見られる。
もし1位で指名をされなかった場合には、3球団の中で順番が一番早い横浜DeNAが指名するものとみられる。
今秋のドラフトでDeNAが地元の横浜商大・岩貞を外れ1位で指名する可能性が出てきた。
1メートル82の長身左腕で最速146キロの直球が武器。この日、神奈川大学野球の神奈川大戦で1失点完投勝利を収め視察した高田繁GMは「今年は左の数が少ないけど、あそこまでいい球を投げる投手はなかなかいない」と絶賛。欠端光則スカウトも「(阪神の)能見みたいになれる可能性を持った素材」と評した。今季は左腕の先発不足が深刻。1位指名は桐光学園の左腕・松井で確定しているものの、他球団との競合による抽選で逃した場合も想定し、岩貞への密着マークを続ける。
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