東北福祉大が全勝優勝、春の雪辱果たす

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 仙台六大学リーグでは東北福祉大が東北学院大を寄せ付けず、10勝全勝で通算65度目の優勝を果たした。

春の雪辱

 リーグ通算65度の制覇が表すように、東北福祉大はリーグ戦は無敗の王者、全国でも地方大学の雄として挙げられる。しかしリーグ常勝の東北福祉大は、春は三つ巴のプレーオフに持ち込まれると、仙台大の熊原健人投手や東北学院大に相次いで敗れ、リーグ3位に終わった。

 主将の佐藤卓也選手は、「春は泥を塗ってしまった。メンタル面で成長できた」と話し、そこから目つきが変わったナインは、東北学院大を圧倒して通算40度目となる全勝優勝で完全勝利を手にした。

 

注目選手目白押し

 東北福祉大は毎年プロ注目選手が登場する。今年も遊撃手の佐藤卓也選手には複数球団が注目している。また捕手の千葉義浩選手も侍ジャパン大学代表としてハーレムベースボールウィークで戦った。

 そしてこの日5回を投げて4安打無失点に抑え、5勝0敗の成績を残した3年生の佐藤優投手も、145km/hを投げ古川学園時代からプロが注目しており、来年のドラフト候補になる。

 さらに、東北学院大との初戦で9回1安打完封勝利を挙げた2年生の城間竜兵投手は、光星学院高校で北條史也選手(2012年阪神ドラフト2位)、田村龍弘選手(2012年千葉ロッテ・ドラフト3位)と共に春夏甲子園準優勝をした時のエースで、大学でも2年生でエースとなっている。

 他にも2年生では出口心海投手や波多野陽介投手も活躍を見せており、2016年ドラフトでは、かつてのように複数の投手がドラフトで指名を受ける可能性もある。

 

神宮へ

 明治神宮大会出場をかけた東北地区代表決定戦は10月25日から行われ、4年生にとってはドラフト後となる。初戦は北東北リーグ覇者の富士大で、来年のドラフト1位候補・多和田真三郎投手が控えており、来年のドラフトに向けても注目される試合となりそうだ。

 常勝・東北福祉大にとって、春、秋共に全国出場を逃す事は許されない。春の雪辱はまだ終わっていない。

 今春34年ぶりに3位に沈む屈辱を味わった東北福祉大が王座奪還した。12年春以来となる全勝優勝。ナインは派手なガッツポーズを見せることなく、握手を交わし合った。佐藤卓也主将(4年=花咲徳栄)は「勝って当たり前の歴史に、春は泥を塗ってしまった。メンタル面で成長できた」と常勝軍団復活を強調した。

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