東北学院大・井上信志選手がリーグ通算103安打!右打者がリーグ新記録

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 仙台六大学リーグでは東北学院大vs仙台大の最終戦が行われ、東北学院大が一昨日ノーヒットノーランを喫した仙台大・熊原健人投手に2-1で勝利をした。東北学院大の井上信志選手がリーグ通算安打を103安打まで伸ばし、右打者ながら最多安打の記録を樹立した。

井上信志選手

 東北学院大の井上信志選手は173cm75kgの内野手で、仙台育英では主将として夏の甲子園で4番サードで出場し、初戦で開星高校に逆転勝利(白根尚貴投手が好投も9回2アウト外野手が落球した試合)すると、2回戦の延岡学園戦でも6打数3安打を記録して勝利した。

 3回戦では島袋洋奨投手の興南に敗れたものの、14打数6安打を記録している。チームメイトには田中一也投手(青山学院大4年)、木村謙吾投手(2010年東北楽天・育成ドラフト2位)、佐藤貴規(2010年東京ヤクルト・育成ドラフト3位)、嵯峨日明(東北学院大4年、プロ志望届を提出)などがいた。

 井上選手は大学で1年秋からサードのレギュラーを獲得するとヒットを積み重ねた。4年春にはプレッシャーからか打率.256と低迷したが、この秋に再びヒットを量産し、103安打のリーグ記録を樹立した。

 

右打者が快挙

 安打記録は、内野安打の可能性が高い左打者の方が有利で、これまでのリーグ記録を持っていた仙台大の安田尚造選手も左打者だった。井上選手は6.1秒の俊足があるものの内野安打はほとんどなく、「打った後に左足が三塁方向に流れるので、左打者より2歩くらいは損してます」というように、不利な条件を承知した上で、野手の間を抜くヒットで103安打を記録した。

 通算99本となって迎えた最終カードは、リーグ記録保持者がいたチームでしかも来年のドラフト上位候補・熊原健人投手だった。熊原投手の快投にノーヒットノーランに抑えられ、リーグ記録の100安打に並ぶ事はできなかったが、翌日の2回戦で2安打を放って101安打で記録を塗り替えると、最終戦でも2安打を放ち103安打とした。

 チームもリーグ2位となり、明治神宮大会をかけた東北地区代表決定戦に出場する。井上選手のヒットが神宮で見られるか。

 右打者だからこその価値がある。左打席より一塁までの距離があるだけでなく「打った後に左足が三塁方向に流れるので、左打者より2歩くらいは損してます」と笑う。50メートル6秒1の足があっても、内野安打はほとんどない。

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