理系投手に明暗、同志社大・柏原史陽投手が毎回奪三振、京大・田中英祐投手は打たれる

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 関西学生野球リーグでは、来年のドラフト注目候補の同志社大・柏原史陽投手が毎回の13奪三振で完投勝利を挙げた。1勝1敗で勝ち点を狙った京都大は、エース田中英祐投手が先発したものの5回9安打で6失点と打ち込まれ勝ち点を奪う事はできなかった。

一般入試の理工学部エース

 柏原史陽投手は松井裕樹投手などで注目されている桐光学園出身ではあるが、同志社大には理工学部に一般受験で合格し、理工学部物理専攻に所属している。しかし大学では最速149km/hを記録し2年生の時点でエース格として登板、昨年は日米大学野球の候補合宿にも参加し、大学3年生の世代で屈指の投手となった。

 一昨日の1回戦では延長11回を投げて5安打12奪三振で完封、この日も毎回の13三振を奪い、6安打2失点で完投勝利でリーグ2勝を飾った。抜群のキレ味を誇るスライダーを持っている。

 理系といえば、慶応大の理工学部だった福谷浩司投手が2012年に中日にドラフト1位指名されてプロ入りしている。来年は卒業研究をするため厳しい環境になると思うが、福谷投手に続いて欲しい理系投手だ。

 

田中英祐投手は

 理系といえば、今年のドラフト注目投手で京都大の田中英祐投手も工学部に所属している。この日は勝ち点を奪うべく、関西学院大戦に先発したものの5回を投げて9安打6失点(自責点5)と初戦のようなピッチングができなかった。「相手は本気になって勝ちに来ていた」と昨年のリーグ王者が意地を見せる形となった。

 しかし初戦には4安打1失点で完投しリーグ通算5勝目を挙げて自信をつけており、「1戦目のような戦い方をすれば勝ち点は不可能ではない。あと4回チャンスがある」と話す。多ければあと8試合の登板がある。ここで結果を残してこちらも理系投手として、成績でキッチリと証明してゆきたい。

 

同大・柏原が毎回奪三振を記録!/関西学生 - サンケイスポーツ:2014/4/8

 関西学生野球春季リーグ第1節第3日(7日、同大3-2関大、わかさ)同大の右腕柏原が、2011年秋に近大の中後悠平(ロッテ)が達成して以来の毎回奪三振を記録した。「三振を狙っていたわけではないが(1ボール2ストライクの)カウントが結構つくれた」と、球数を割かずに追い込めたことに納得した様子だった。

 心残りは八回無死から2者連続で安打を許し、4番に適時打を放たれた点という。「連打をなくさないといけないし、相手の主軸から三振を取れるようにしたい」と反省もした。

京大23季ぶり勝ち点逃す 田中6失点 - デイリースポーツ:2014/4/8

 「追う立場となって、苦しかった。相手は本気で勝ちに来てました」と、昨秋王者・関学大の圧力を感じ続けるマウンドとなった。

 四回には3安打を浴び、ここでも暴投が絡んで1失点。そして五回、味方の失策からあっという間に4点を加えられ、この回限りでの降板となった。

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