法政大・玉熊将一投手が完投勝利、慶大・藤本知輝選手が本塁打

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 東京六大学リーグは、法政大の2年生・玉熊将一投手が立教大戦で完投勝利を飾り成長の道を進んでいる。また慶大はスラッガーの藤本知輝選手がホームラン、投げても2年生の加藤拓也投手が7回1安打9奪三振と好投した。

玉熊将一投手

 法政大の玉熊将一投手は、北海高校のエースとして2011年のセンバツ大会ではベスト8まで勝ち上がるなど、安定感抜群の投手だった。球速は140km/h前後だがスライダーを駆使して粘り強い投球をする投手だった。

 しかし法政大に入学すると体を鍛えなおして今では147km/hを記録するまでに成長し、持ち前の粘り強さで1年時から登板すると、新人戦でも好投して今季2年生ながら2戦目の先発に抜擢された。

 この日は145km/h前後のストレートで押すピッチングを見せるなど力強い投球を見せ、9回を7安打6奪三振3失点で完投、8回、9回に1点ずつを失うも9回に145km/hを記録するスタミナを見せた。また打っても9回表にホームランを放ちそのホームランの1点で4-3で勝利を手にした。

 

加藤拓也投手

 慶大は東大に連勝した。先発したのは期待の2年生・加藤拓也投手で、この日も140km/h中盤のストレートで押しまくると、5回までノーヒットピッチングを見せる。6回にヒットを打たれたものの7回を投げて1安打9奪三振と相手を寄せ付けなかった。

 東京六大学では、立教の沢田圭佑投手、明治の柳裕也投手、星知弥投手、早稲田の竹内諒投手、東京大の山本俊投手と2年生世代が台頭している。カード1戦目で投げる有原航平投手、山崎福也投手、石田健大投手の今年のドラフト候補の投げ合いも当然注目だが、2戦目での2年生世代の頂点を目指す投げ合いもまた注目したい。

 

藤本知輝選手がホームラン

 また慶大は藤本知輝選手がホームランを放った。藤本選手はチーム1と言われる長距離砲で、練習ではホームラン性の当たりを量産する。4年生でここまでリーグ通算は3本、打率も2割前半に低迷しているが、最終学年となり素質が開花するか注目されていた。

 まずは1本でて流れに乗れそうだ。この日は2安打を記録し、伊藤隼太選手のようなブレークを期待したい。

 

 法大の最速147キロの2年生右腕、玉熊が九回に左越え1号ソロを放ち、完投で初勝利。「勝てることができてうれしい。ホームランはたまたま。打撃練習でもあんなに飛ばない。これが最後かもしれない」と笑わせた。エース左腕、石田に続く連勝に神長監督は「最後は『負けても彼に』という気持ちで投げさせた。大きな財産になるでしょう」と手放しでほめた。

 5番に座った慶大の藤本知が、0―0の4回2死二塁から決勝の左越え2ランを放った。

 甘く入った直球を強振し「ちょっと詰まったけど行くかなと。うまく(タイミングが)合った」とリーグ戦通算4号に納得の表情。年明けからダイエットを敢行し、体重は7キロ減の85キロ。「疲れることなく試合に集中できている」と効果を実感していた。

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