関西六大学リーグでは大阪学院大ののプロ注目左腕・大橋直也投手が9回5安打2失点で完投勝利した。龍谷大、京都産業大が強かった関西六大学も、昨年秋は大阪商業大が優勝し、今季は大阪学院大も優勝争いをして混戦となっている。
プロ注目左腕
大橋直也投手は176cmの左腕投手で、最速は141km/hだがしっかりとした下半身から安定した投球を見せ、スタミナも十分の完投型の投手。大院大のエースとして昨年も好投を見せていたが、今季も開幕カードの京産大戦では1回戦は1失点完投、3回戦は延長10回を完封で2勝を挙げていた。
しかし大商大とのカードでは2試合で10失点して2敗し、今週の神院大とのカードでは1戦目の先発を2年生の堀田晃投手に譲った。大橋投手は「めちゃくちゃ悔しかった。絶対好投する」とこの日は5安打2奪三振無四球、自責点2で完投し3勝目を挙げた。
安定感の高い左腕投手としてプロも注目する左腕、球速などでは目立った数字が出ないためリーグ戦だけではプロのスカウトも評価がしづらい。全国の強豪と対戦して実力を示して欲しい投手。
混戦
関西六大学リーグも混戦模様となっている。大阪学院大は堀田投手、大橋投手の2枚看板で2勝を挙げて勝ち点で首位に並んだ。龍谷大は3年生の菊池大樹投手が大ブレークを見せているが、昨年1年生エースとして活躍した大符正希投手がこの日も4回1/3で4安打4四死球で4失点と調子が悪く苦戦している。
昨年優勝の大商大もドラフト候補の金子丈投手が京産大戦で2回1/3でノックアウトされて勝ち点を落としている。どこのチームが出て来ても注目選手がいるのだが、どこのチームが大学選手権に出てくるのか楽しみだ。
大院大・大橋が意地の完投勝利だ。昨年春から１戦目を任されてきたが、第２節の大商大戦では２試合で１０失点し２敗。今節は西山正志監督（６２）から“２番手降格”を命じられた。「めちゃくちゃ悔しかった。絶対好投する」と２失点完投。１７日からの大経大戦に向け「１戦目で投げられるよう、しっかり練習します」と力を込めた。
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