京大・田中英祐投手が連投も敗戦、巨人スカウトが連日の視察

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 関西学生野球リーグの京都大vs同志社大の2回戦で、昨日、完封勝利を挙げた京大・田中英祐投手がこの日も連投し、8回を完投し2失点に抑えたもののチームは敗れ勝ち点は挙げられなかった。

連投

 田中英祐投手は昨日、雨の中で128球を投げて完封勝利を挙げた。この日は、「体の重さは残ってましたが、投げられないほどではなかった」と話したものの、5回に2つの暴投で1失点してこれが決勝点となった。

 この日は8回106球を投げて3安打4奪三振3四死球で2失点と好投したものの、悲願の勝ち点を奪う事はできなかった。昨年春の近大戦では3日連続で登板している。「明日こそ総力戦。全員でかかっていかなければいけないと思う」と話す田中投手、今日の3戦目にもブルペンに入り登板の準備をする。

 

巨人のスカウトが連日視察

 昨日は巨人、阪神、オリックス等のスカウト部長クラスが集まったが、この日は巨人の益田スカウトが連日の視察をし、「連投でも腕の振りはしっかりしていたし、投球内容も安定していた」と評価した。

 ドラフト1位に次ぐ候補まで評価を上げている田中投手、ドラフト会議では2位、3位での指名の可能性が高くなっている。特に、巨人と阪神は注目に熱が入っているようで、指名順も気になりそうだ。

 

京大の焦り

 同志社大は昨日はエースの柏原史陽投手が不調だった。この日は4年生で昨年までエース格として投げていた大家淳徳投手が先発し、7回を2安打11奪三振で1失点に抑えて勝利をしている。さすがに選手層が厚い。

 しかし京都大には焦りがあったかもしれない。1戦目に比べると2戦目はエースが登板しないため、勝てる可能性が高いと思われている。そこで田中投手に連投となる先発をさせたのかもしれない。

 しかしエースらしく、少しでも状態の良くして3戦目に臨んでも良かったのではないかと思う。チームには勝ち点を奪うという変な熱い空気が籠り、結果として田中投手を連投させるという焦りとなって出てしまった。これで今日は準備段階としては同志社大の方がエースを良い状態でマウンドに送ることができる。京都大は追い込まれる形となった。

 

 悲願達成はお預けとなった。エース・田中が、昨年5月の近大戦で3日連続登板して以来となる連日の先発。同大打線を3安打に抑えたが、第1節と2節に続き勝ち点獲得を逃した。「勝つために連投したが、結果がついてこなかったので何も言えない」と肩を落とした右腕を、2日連続で視察した巨人・益田スカウトは「連投でも腕の振りはしっかりしていたし、投球内容も安定していた」と評価。7日はブルペンでスタンバイする。

 前日の疲れについては「体の重さは残ってましたが、投げられないほどではなかった」と田中。2失点は十分な好投だが、「負けてしまったので、自分の投球は何とも思わない」と自らに厳しい評価を下した。

 とはいえ、連投でも試合をつくるスタミナを見せられたことはプラス。7月には阪神との練習試合も検討されており、注目は高まるばかりだ。もちろん本人は「(7日の3回戦は)総力戦で何とか勝ちたい」と目の前の一戦に集中するだけだ。

京大・田中連投実らず「悔しい試合」 - ニッカンスポーツ:2014/5/6

 初回に1点の援護をもらったが、その裏に先頭打者を歩かせ、犠飛を許して追いつかれた。さらに1-1の5回2死二塁から連続暴投で勝ち越しを許した。味方打線は8回1死一、二塁の好機を生かせず。2失点完投負けの田中は「悔しい試合です。5回の暴投はスライダー。低めに制球できればよかったんですが、たたいてしまった」と悔やんだ。7日は悲願の勝ち点がかかるが、10日には立命大戦(皇子山)もある。「明日こそ総力戦。全員でかかっていかなければいけないと思う」と語った。

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