神奈川大が優勝、2年生の150km/h左腕・濱口遥大投手が全国へ

大学野球ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

 また一人、楽しみな選手が大学野球選手権に出場を決めた。神奈川大学リーグでは神奈川大が勝ち点5を奪い、完全優勝でリーグ制覇した。彗星のごとく登場した2年生の左腕・濱口遥大投手が5勝を挙げて優勝に貢献した。

神奈川大がリーグ制覇

 神奈川大学リーグは2012年の明治神宮大会で桐蔭横浜大が全国制覇し、レベルの高いリーグとして注目されている。昨年の岩貞祐太投手や西宮悠介投手に続き今年も150km/h右腕・進藤拓也投手がプロから注目されている横浜商大や、喜納淳弥選手、 西潟栄樹選手といった主軸が残った桐蔭横浜大、さらに昨年夏に開催された神奈川県野球交流戦で、横浜DeNA2軍や神奈川の強豪社会人を抑えて初代チャンピオンになり、厚い選手層で優勝候補に挙げられた関東学院大などが注目されていた。

 しかしリーグ戦では開幕カードで神奈川大が桐蔭横浜大に連勝するとそのまま勢いにのり、全ての大学から勝ち点を奪う完全優勝でリーグ制覇を成し遂げた。

 

濱口遥大投手、全国で鮮烈デビューも

 優勝の立役者は濱口遥大投手だろう。濱口投手は2年生の左腕で身長は172cmしかないものの、伸びる150km/hのストレートは初めて見た人を必ず驚かせる。

 佐賀県の三養基高校という野球ではそれほど有名ではない高校だったが、3年時には1回戦で甲子園に出場した事のある佐賀東を完封すると、2回戦でも厳木高校を7回1安打13奪三振でコールド完封している(3回戦で佐賀西に敗れた)。

 今季は開幕の桐蔭横浜大戦で146km/hを記録すると、5月5日の関東学院大戦では先発して9回まで2失点で投げ切ると、延長10回のタイブレークでは2者連続三振で無失点に切り抜ける離れ業を演じ、この時に自己最速の150km/hを記録した。

 松蔭大学戦でも完封するなど5勝しチームを大学選手権に導いた濱口遥大投手、全日本選手権ではスタンドの多くのスカウトや観客から驚嘆の声を誘う事になりそうだ。

 

 名門ナインが復活の雄たけびを上げた。この日も15安打10点の猛攻で一気にV。近年は低迷していたが、3連覇中だった桐蔭横浜大との開幕カードに連勝して波に乗った。

 3年生の胡麻裕宜(ひろのぶ)外野手を主将に抜てきし、コーチ陣も刷新。延長タイブレークとなった3試合すべて勝った強さを、主将は「失敗も含め、すべてをプラス思考でやってきたから」と説明。古川祐一監督(45)も「ヒーローは日替わりでしたが、チームを信じて戦えた」と感無量の表情だった。

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