駒沢大・今永昇太投手が完投勝利、中央大・島袋洋奨投手は深刻

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 東都大学リーグでは駒沢大vs中央大の対戦が行われ、駒沢大・今永昇太投手、中央大・島袋洋奨投手の九州出身の左腕同士の先発となった。

今永昇太投手は8安打も粘り見せる

 今季の今永昇太投手は開幕から3試合連続完封するなど、圧巻のピッチングを見せていた。その後疲れもあってか勝利を得られず、この日も8安打を許した。しかしこの日は8つの三振を奪うなど力を見せ、失点は味方のエラーによる1点のみで自責点0の1失点完投で勝利した。

 投手は優勝争いをしていた駒沢大だがこれで1部残留が決定した。今永投手は「自分が先発する試合は完投する」と話し、優勝はならなかったものの最後の役割は果たした。

 来年のドラフト会議に向けて、大きなアピールをすることができたシーズンだったといえる。秋、そして来年春にも成長した姿をみせられれば、上位で指名されるだろう。

 

島袋投手は2回持たず降板

 一方敗れた中央大・島袋洋奨投手はまた深刻な状態になってしまった。

 今シーズンは調子が最悪で開幕カードの亜細亜大戦で5連続四死球で2回途中で降板をしていた。その後は立ち直りの気配があり、青山学院大戦では7回を投げて4失点で2四死球と長いイニングを投げられていたのだが、この日は1回に連続押し出しなど3失点すると、2回も1アウトも取れずに降板した。1回0/3で2安打4四死球3失点だった。

 島袋投手は「これだけストライクが入らないのは野球をやっていて初めて。」と話し、「ビデオで高校時代のフォームを見ているが、そう変わっていないと思う。いろいろ対策を講じている」と制球を乱している原因も分かっていない状況のようだ。

 これでおそらく今シーズンの登板の可能性は低くなった。自らのフォームを取り戻すために、夏は時間をかける必要がありそうだ。

 

 三振でゲームを締めると、今永はガッツポーズ。「先発した試合は勝つ、それだけを考えていました」。8安打1失点8奪三振、無四球で今季4度目の完投勝利を決めた。このカードに連敗すれば最下位の可能性があっただけに「自分が先発する試合は完投する」と気合十分。チームは1部残留を決めたが、西村亮監督(39)は「そこ(残留)を目標にしているわけではない」と厳しかった。

 島袋は「これだけストライクが入らないのは野球をやっていて初めて。ビデオで高校時代のフォームを見ているが、そう変わっていないと思う。いろいろ対策を講じているが…」と悩みは深そうだった。

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