青学大が1部残留、1年生・遠藤康平選手が活躍見せる

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 東都大学リーグでは1部2部の入れ替え戦1部6位の青山学院大が2部1位の立正大に2勝し、1部残留を決めた。青山学院大の秋に向けたドラフト候補などを挙げてみる。

1年生がチーム引っ張る

 青山学院大は1番を打つのが昨年まで常葉菊川でリードオフマンとして甲子園でも活躍していた遠藤康平選手。50m6.0秒の足やショートの守備でプロ注目のドラフト候補だった。

 この日は初回、その遠藤選手が内野安打で出塁するとバントと内野ゴロで3塁に進み、4番・安田紘規選手の内野安打で先制した。5回には四球で出塁しホームを踏むなど3打数2安打2得点を記録、1部残留に大きく貢献した。

 1年生でショートのレギュラーとなり勝利にも貢献する活躍を見せる遠藤康平選手、2017年にはさらに成長して即戦力遊撃手としてドラフト1位候補になってほしい。

 

秋に向けて注目の選手

 1部に残留をした青山学院大、2部に落ちれば注目度が急激に下がる可能性もあり、プロを目指す選手もまずは一安心だろう。プロを意識できる投手としては、まず田中一也投手が挙げられる。田中投手は仙台育英時代から140km/h台のストレートに注目され、今は183cmから147km/hを記録している。しかしこの春は登板機会がなかった。

 岡野祐一郎投手などが成長したとはいえエースとして期待されていた投手だけに、ケガ等をしたのではないかと思うが、この春にアピールができなかった事で、昨年の齋藤英輔投手同様に社会人入りとなるだろうか。

 また、盛岡大付出身の白石猛紘投手、福井商出身の長谷川陽亮投手など高校時代から注目されている投手がいたが、大学で成長を見せる事はできなかった。大阪桐蔭出身の福本翼投手はこの春も安定感のある投球を見せ、184cmの左腕という事もあり社会人で頭角を現すかもしれない。

 天理出身で現在4番で主将を務める安田紘規選手が入れ替え戦で活躍を見せた。高校時から長打力が光った選手で、秋の活躍を期待したい。

 青山学院大は河原井監督の指導もあるのか、好投手型の投手が起用され成長する。現在広島カープでコーチを務める澤崎俊和投手が1996年にドラフト1位で指名され、2001年には東都で23勝を挙げた石川雅規投手が自由枠で、また2006年に東都で25勝を挙げた高市俊投手が希望枠でヤクルトに入団している。

 スケールの大きな投手というよりは、岡野祐一郎投手のような好投手タイプを獲得し活躍する地盤があるようだ。大学を選ぶ投手も、その大学でどんな選手が成績を残しているのかは確認した方が良いだろう。

 

 2回戦が行われ、青学大が立正大を4―2で下して2勝とし、1部残留を決めた。1点を追う5回に久保田大智外野手(4年)の右翼線2点三塁打で逆転。先発の岡野祐一郎投手(2年)は9安打を許しながら2失点で完投した。立正大は10年春以来の1部返り咲きはならなかった。

 3回、同点とされてなおも2死二塁。左前安打で本塁に突入した二塁走者とのクロスプレーが走塁妨害と判定され、勝ち越しを許した。だが、後味の悪い負け方はしたくない。5回2死一、三塁から久保田が右翼線へ逆転の2点三塁打。マウンドの右腕も9回を2失点だけにとどめ、147球で完投。河原井正雄監督(59)は「よく投げたし、よく打った」と興奮を隠しきれなかった。

 「後輩たちのためにも、いいところで打てて良かった」と4年生の久保田が胸を張ると、2年生右腕も「先輩たちを負けさせないように投げて、結果がついてきた。よかった」。

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