東北福祉大・王座奪還へ、伊藤直輝投手、永田恭一選手が引っ張る

大学野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 昨年、15年ぶりにリーグ戦の優勝を逃した東北福祉大が、王座奪還のため25日からアメリカ・ロサンゼルスでキャンプを行う。

 昨年のリーグ戦、伊藤祐介投手(2012年福岡ソフトバンクドラフト2位)など、東北学院大の投手陣に2連敗しリーグ王座を失った。大学全日本候補にも選ばれた永田恭一選手は、打率.382を記録したもののその屈辱を味わい、「王者の誇りがあったが、負けたことをきっかけに挑戦者の気持ちになった」とバットを振り続けている。そして「打率は最低4割。取れるものは取っておきたい。夢を語れば3冠王ですね」と個人タイトル獲得にも意欲を示した。

 永田恭一選手は花咲徳栄高校出身で投手としても145km/hを投げる遠投120mの強肩外野手。50m6.0秒の足もあり、また昨年は春季に打率.429を記録し首位打者、盗塁も4つ決めており、ドラフト候補として名前が挙がる。

 また投手では2009年の夏の甲子園で堂林翔太選手(2009年広島ドラフト2位)の中京大中京と決勝を戦うなど、快進撃を見せた日本文理のエース・伊藤直輝投手に注目したい。

 伊藤直輝投手は2年生春に3勝を挙げると、昨秋も3勝0敗、防御率1.13を記録し、東北福祉大のエースとなった。球速は140km/h前半だが、甲子園で見せたテンポの良いピッチングで好投を続けている。

 堂林選手とプロでの再戦を誓った伊藤投手、今シーズンに飛躍してプロ入りをして欲しい選手の一人だ。

 

 東北福祉大の打の中心で、大学日本代表候補の永田恭一は室内練習場に快音を響かせ続けている。「打率は最低4割。(今年も)取れるものは取っておきたい。夢を語れば3冠王ですね」。昨春に最高打率賞(4割2分9厘)とベストナインを獲得した右打者が、2年連続のタイトル奪取を狙う。

 

 秋季リーグ終了後、新チームはすぐに始動した。800メートル×30周や、120メートルを18秒で走るインターバル走×30本など、例年にない過酷な走り込みで徹底的に体力を鍛え上げた。永田は「きつかったがやるしかない。王者の誇りがあったが、負けたことをきっかけに挑戦者の気持ちになった」と悔しさを胸に走り続けた。

 

 選球眼のよさと勝負強い打撃で2年春から3番打者を任される永田の最終学年での目標は飛距離を出すことだ。現在リーグ戦での本塁打は1本。昨秋の東北学院大戦との最終戦、最終打席は長打を狙いにいったが外野飛に終わった。「3番打者の自覚として欲しいときに長打が打てるように試行錯誤しています」と下半身強化と体幹トレに力を注ぐ。

 

 25日から4年ぶりのロサンゼルスでのキャンプに出発し、帰国後は、関東・関西へ遠征に向かう。「一日一日反省しつつ、新しい発見をして調子を上げていきたい」と永田。打撃センスと勝負強さに磨きをかけ、今年のテーマ、「他を圧倒する」を掲げたチームの最前線を突っ走る。

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