関西六大学リーグでは、大商大vs神院大の試合が行われ、先日の龍谷大戦で完封勝利を挙げた3年生・金子丈投手が、この日も9回をわずか1安打に抑えて2試合連続完封勝利を挙げた。
金子投手は188cmの大型右腕で2年秋にリリーフとして防御率0.96を記録すると、3年生となった春はエースとして起用されるようになった。先日の龍谷大戦でも打たれたヒットは4本、奪った三振は2つのみ。この日も奪った三振は5つと多くない。打たせて取る投手のようだ。
関西六大学リーグでは、昨年、阪神からドラフト5位指名された大院大の金田和之投手が春から秋に掛けて6試合連続完封勝利を挙げており、その記録に挑戦できそうだ。
また龍谷大vs大院大の試合では興譲館高校出身の1年生・大符正希投手が1失点完投勝利を挙げた。先日、同じ龍谷大の1年・西隆聖が6安打2失点で完投勝利をしているが、大符投手と西投手は、昨年の夏の岡山大会準々決勝で投げあった相手。大符投手が6回1/3で7安打を許すも1失点と粘りのピッチングを見せたが、西投手が5安打完封し1-0で倉敷商が勝利していた。
あの試合で投げ合った二人が、龍谷大で同じチームの1年生として、春季リーグ戦で1勝ずつを挙げた。大符投手は興譲館時代も147km/hを投げた細川賢也投手とエース争いをして成長をした。大学でも良きライバルに恵まれた。まだまだ成長するだろう。
大商大が先勝した。6回に桂依央利捕手(4年=太成学院大高)の適時打などで2点を先制。7回には相手投手の暴投などで3点を追加し、9回にも桂の適時打で6点目を挙げてダメを押した。金子丈投手(3年=大院大高)が神院大打線を1安打に抑え、14日龍谷大2回戦(南港中央)に続いて完封勝利。殊勲の右腕は「ストレートは走っていなかったのですが、野手が“打たせていけよ”と言ってくれて楽になりました」と振り返った。
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