東都大学リーグの1部2部入れ替え戦、拓殖大vs専修大の試合は3回戦が行われ、2-0で拓大が勝利し初の1部昇格を果たした。
拓大は春季リーグで活躍した尾松義生投手が先発したものの2回で2安打を許すと3回からは福永雅之投手にスイッチすると、福永投手が3回から9回までの7イニングで7奪三振、パーフェクトに抑える投球を見せた。
一方専修大は、池田駿投手が9回4安打5奪三振で2失点完投し、ようやく落ち着いた試合ができたが、打線が抑えられた。
これで拓殖大は初の1部昇格となる。明徳義塾の馬渕監督の出身大学でもあり、明徳義塾出身の選手が多い。対する専修大も伊與田一起選手など明徳義塾出身の選手が出場したものの得点を奪う事ができなかった。
拓大 創部85年目で1部初昇格 名将に率いられ“気まま軍団”が快挙 - スポーツニッポン:2013/6/20
9回2死、最後の打者の打球は右翼フェンス際で村岡がジャンプして好捕。87年秋、11年秋に続く3度目の挑戦で、1部への扉が開いた。ベンチから選手が飛び出し、マウンド付近で歓喜の輪をつくる。そんな中、内田監督はゆっくりと歩を進めた。創部85年目での悲願達成。しかし、指揮官は胴上げを断った。
「まだ東都1部の6位ですから。1部に定着してもっとレベルの高いところを目指してやらないといけない」
就任8年目。今季はエース・石橋を右肘の故障で欠いての船出だった。「石橋さんを1部で投げさせるのが目標だった」と2点リードの3回からマウンドに上がった3年生の福永はスライダーを低めに集め、1人の走者も許さない完璧な投球で9回まで投げ抜いた。
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