阪神、ドラフト1位指名の岩貞祐太投手と仮契約、契約金1億円+出来高5千万円、年俸1500万円

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 阪神はドラフト1位指名した横浜商大・岩貞祐太投手と仮契約を結んだ。

左腕投手

 阪神は今年のドラフトで即戦力投手、左腕投手、捕手、内野手を補強ポイントに臨み、ドラフト1位では大瀬良大地投手、柿田裕太投手を指名したものの獲得できなかった。そこで即戦力投手の獲得はあきらめ、1位指名したのは岩貞祐太投手だった。

 岩貞投手は140km/h中盤のストレートと鋭いスライダーが武器の投手で、ストレート、変化球が高めに行く場面もまだ多いが、スバッと決まったときのストレートは見ごたえがある投手。阪神は、能見投手や榎田大樹投手など参考となる左腕投手が多く、成長が期待できる。

 その岩貞投手と契約金1億円、出来高5千万円、年俸1500万円の最高額で仮契約を結んだ。背番号はまだ未定とのことだ。

ライバル

 岩貞投手は侍JAPANのユニフォームを着て投げた大瀬良大地投手とは、大学2年時の日米大学野球選手権の候補合宿の時にルームメイトとなりメールで情報交換をしている仲で、「1番身近というか仲良く連絡を取っている選手が同じ時、同じ舞台に入っていく。ライバル意識はあります」とライバル心を見せた。広島と阪神という同じセリーグのチームで、ドラフト1位指名をした大瀬良投手と同じかそれ以上の活躍ができないと、「抽選で外した」という阪神ファンの声が届くことになる。岩貞投手にとっては何が何でも大瀬良投手と同じか越える活躍が必要だ。

 「スピード、パワーボールは負けているが、変化球の出し入れは自信がある」、これが台湾戦の大瀬良投手を見ての岩貞投手の自己分析だ。来年は新人王を争う。

 「1番身近というか仲良く連絡を取っている選手が同じ時、同じ舞台(プロ)に入っていく。ライバル意識はあります」

 大学2年時に第38回日米大学野球選手権の候補合宿で大瀬良と同部屋になった。同じ九州出身という縁で連絡を取り合うようになり、電話で野球理論を交わし、メールでは登板結果を報告。信頼し、刺激し合って互いを高めてきた。

 運命のイタズラは10月24日のドラフト会議。阪神は大瀬良を1位指名したものの3球団競合の末、抽選を外した。続く柿田も外し、外れ外れ1位で岩貞の交渉権を獲得。大学での実績、知名度は大瀬良が格段に上で、同じ「1位」でも経緯は全く違う。大瀬良の“代役”と見られる向きもあるが、だからこそ岩貞の闘志はメラメラと燃える。「まずは追い付くというか、力関係が分からないので」。同じスタートラインに立ったからには一歩も引くつもりはない。

 「投球内容ではなく、プロで1番大事とされる成績は最も比べられるところ。そこで負けたくないし勝ちたいと思う」。勝利数、防御率、奪三振数…すべての部門で上回る。続けて「資格がある以上、結果的に付いてくれば良い」と球団史上初となる左腕の新人王獲得を見据えた。

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