近大・峰下智弘選手には、阪神、オリックスのスカウトが視察

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 昨年の秋季リーグ戦を出場辞退した近畿大も練習を開始した。プロ注目の内野手・峰下智弘選手の阪神、オリックスのスカウトが視察に訪れた。

 

高校時代はエースでプロ注目

 峰下智弘選手は佐賀学園でエースとして活躍し、2010年の夏の甲子園でも旭川実戦、長崎日大戦で完投勝利を挙げて3回戦まで勝ちあがった。佐賀大会でも3試合で完封するなど、142km/hのキレのある速球を投げる投手としてプロも注目していた。

 しかし、元々は内野手で、近畿大では1年生で内野手に戻ると、3年春に打率.356を記録し成長を見せた。日米大学野球への合宿で有原航平投手からタイムリー2ベースを放つなど活躍を見せて代表メンバー入りすると、日米大学野球では代打として4試合に出場している。

 秋はチーム内の不祥事によりリーグ戦を出場辞退したため、これからという時にアピールできなかったのが残念だ。

 

阪神、オリックスが視察

 この日は阪神とオリックスのスカウトが視察に訪れた。阪神は西岡剛選手や坂選手、新井選手などを他球団などから補強したり、上本博紀選手も1軍で活躍を見せるなどしているが、故障や打撃の波があって安定して出場を続けているのは鳥谷選手のみ。球団としても2012年ドラフトで北條史也選手を指名したほか、2013年も陽川尚将選手を指名するなど、鳥谷選手の後継者として自前の若手内野陣を作るのが球団の方針となっている。

 オリックスも2011年ドラフトで安達了一選手、縞田拓哉選手をドラフト1位、2位で獲得したものの、チームのリードオフマンというべき選手がまだ確立できていない。

 安打製造機でセカンド、ショートを守る峰下選手へのプロの注目度は高いと見られる。

 

 

  部員の不祥事で、昨秋の関西学生リーグ出場を辞退した近大が6日、生駒市の同大学グラウンドで始動した。今秋のドラフト候補の峰下智弘内野手(21)は阪神、オリックスのスカウトが視察する中で汗を流し、「一番上(プロ)でやるのが目標。そのため首位打者を取りたい」と力を込めた。昨年8月の不祥事で前監督が辞任。後任は決まっていないが、峰下は「監督は白紙と聞いているが、やるのは僕ら。僕らのチームをつくりあげていく」と、春季リーグ連覇を見据えた。

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