早大・有原航平投手が南カリフォルニア大を3回0/3で1安打6奪三振、151km/h記録しメジャースカウト絶賛

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 ロサンゼルスでキャンプを行っている早稲田大が、アメリカの名門・南カリフォルニア大とオープン戦を行い、今年の大学NO1投手・有原航平投手が先発した。

 

3回6奪三振

 有原投手は先頭打者から空振り三振を奪うと、続くバッターにバントで内野安打を許すも2アウトから三振を奪い初回を終える。続く2回は2奪三振、3回も2つの三振を奪い3回で1安打6奪三振を記録した。4回も登板したものの四球を与えたところで、予定の50球となり降板した。有原投手は「ボールも違い、下も硬くていろいろ違った。でも何とか抑えることができ、ほっとしています」と話した。

 最速は151km/hを記録し堂々のピッチングだった。一昨年までは球速が150km/hを出ていても痛打される場面が見られたが、昨年秋はストレートが低めに決まり、多少甘くなっても打ち取る感じの球になった。この日も、6つの三振を奪ったという事で、ストレート自体に力があったのあろう、今シーズンが非常に楽しみになってきた。

 

メジャースカウトも絶賛

 この日は日本の球団のスカウトはいなかったものの、MLBのブルージェイズ、ダン・エバンス統括スカウトが視察し、「素晴らしい。非常に印象的な投球だった」と絶賛している。有原投手が154km/h以上を投げる事を知っての視察だったようで、この好投でメジャーのスカウトにも火が着いたかもしれない。

 もちろん日本の球団も負けられない。今年の即戦力NO1投手として、巨人が高い評価をしている。巨人は近年は高校生を指名するよりも、沢村拓一投手、菅野智之投手といった大学出身の投手を獲得し、昨年も東京ガスの石川歩投手を指名している。巨人の査定システムが即戦力の評価が高くなる傾向になるかもしれないが、今年は安楽智大投手、高橋光成投手など高校生に逸材がいる中でどんな指名となるのか注目される。

 地元広島も高い評価をしており、有原投手を中心にドラフト戦線が動いていく事になりそうだ。

 

 日本が誇る大学NO1の剛腕が、その実力を米国のパワーヒッター相手に知らしめた。打者11人に対し1安打無失点の快投。全米大学選手権優勝12度を誇る名門を撃破した。「アメリカは(日本と)ボールも違い、下も硬くて、いろいろ違った。でも、なんとか抑えることができ、ほっとしています」と満足げたった。

 立ち上がりから空振り三振を奪うと、当初から予定していた50球で交代する3回0/3まで3者連続を含む6三振を奪取。許したヒットはバント安打1本だけ。「日本と違ってパワーがある。今日は(相手は)左投手が多かったけど、これから右投手も出てきて学べるものがあったら学んで帰りたい」と収穫たっぷりだ。

 圧巻の“全米デビュー”に、ネット裏のメジャー関係者からも驚嘆の声が上がった。「最速は96マイル(154キロ)以上、投げるんだろ。知っているよ」と熱視線を送ったブルージェイズのダン・エバンス統括スカウトは「素晴らしい。非常に印象的な投球だった」と賛辞を惜しまなかった。日本のドラフト目玉右腕だが、米国球界にも鮮烈な印象を残したのは間違いない。

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