名古屋大学でドラフト1位候補にも名前が挙げられていた七原優介投手が、トヨタ自動車入りを表明した。
完投勝利後に
七原優介投手は最速152km/hの速球を投げ、愛知大学リーグ2部で浅尾拓也投手2世の声も挙がるなど、国立大出身だけでなく素質の高い選手と評価されていた。
その七原投手はこの日、昨年2部に降格した名商大戦に先発すると、最速149km/hを記録したストレートで9回を6安打1失点に抑えて完投勝利を納めた。中日、阪神、千葉ロッテなど7球団のスカウトが訪れ、注目をされていたが、試合後に、「トヨタ自動車に決めました。プロ志望届は出しません」と話し、プロ志望届を出さない事を表明した。
決断は早く
七原投手にもプロ入りへの想いがあり、今年ドラフトイヤーとなるとプロのスカウトが何度も足を運ぶなど注目度も上がっていた。七原投手も投手は社会人入りを考えていたが、それにつれてプロ入りの想いも持ち上がっていたらしい。
しかしトヨタ自動車の田中監督から「ウチで鍛えて、2年後にドラフト1位を目指せ」と話をされてトヨタ自動車入りを決めた。七原投手は「勝てる投手として成長したい」と話している。
七原投手はプロ入りしないのは残念だが、まずは名古屋大を1部に上げるための戦いをし、その後はトヨタ自動車という社会人の強豪で、高いレベルの競争と戦いの中で自分を磨いていく。「名古屋大」や「国立大」といった冠詞を取り除いた姿での七原投手として、プロ入りをする強い決意を表したといえる。
名大七原、トヨタ自動車入り - 東京中日スポーツ紙面:2014/4/13
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