侍ジャパン大学代表、濱口遥大投手が5者連続三振、吉田侑樹投手は2回1安打無失点

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 侍ジャパン大学代表は平塚球場で三菱日立パワーシステムズ横浜とオープン戦を行い、1-2で敗れたものの投手陣が好投を見せた。先発の神奈川大2年生・濱口遥大投手が立ち上がりから5者連続三振を奪うと、東海大3年生・吉田侑樹投手も2回を1安打無失点に抑えた。

濱口遥大投手5者連続三振

 濱口遥大投手は神奈川大の2年生で、今年の春季リーグで最速150km/hを記録した左腕投手。大学野球選手権でも慶応義塾大を5安打1失点に抑えて下し11三振を奪うなど好投を見せ、決勝で敗れたものの準優勝に大きく貢献している。

 この日は最速145km/hのストレートと得意のチェンジアップとカーブを左右に曲げ、1回先頭打者から2回まで5人から連続三振を奪った。

 しかしその後は2人に四球を与え何とか無失点に抑えたものの、3回は3四死球でノーアウト満塁にするなど課題も見せた。それでもそのピンチを内野ゴロの1点に抑える粘り強さも見せている。3回を投げて0安打6奪三振、5四死球1失点という内容だった。

 小柄ながら大谷・藤浪世代の濱口投手は、2006年のドラフトで上位候補として注目されるだろう。

 

吉田侑樹投手は2回1失点、その他の投手

 4回からは大学野球選手権の優勝投手、吉田侑樹投手が登板すると、2回を1安打1奪三振無失点と安定感のある投球を見せた。国際大会でこのピッチングがどれだけ通用するかがカギとなるが、それを経験してさらに一回り大きくなれば、187cmの大型投手だけに来年の注目選手となる。

 6回からは慶応大の加藤拓也投手が登板するとストレートは最速152km/hを記録し、6回は2安打を許したが2三振、7回はノーヒット1三振に抑えた。気持ちで投げる投手でもあるので痛烈な打球も浴びるなどやや不安な面も見せたが、ハーレムでどんなピッチングを見せるか。

 8回からは国学院大で今年のドラフト候補・田中大輝投手が登板した。田中投手はいきなり2連打で1失点、その後は抑えたものの9回も四球で先頭打者を許した後にヒットでピンチを迎えるなど、やや不安を見せた。

 

4年生に不安

 今年の大学野球選手権はすっかり2年生、3年生の投手に話題をさらわれたが、昨日、今日の2試合でも、田中正義投手や濱口遥大投手の好投が光り、逆に今年のドラフト候補である山崎福也投手、山崎康晃投手、田中大輝投手など4年生が失点し不安を見せた。

 浜田智博投手が好投した事が唯一の良い点だったと思うが、国際大会ではリーダーシップを発揮してほしい。特に昨年の日米野球を経験している山崎福也投手、山崎康晃投手には期待している。

 大学日本代表は1点を追う八回一死一、三塁で7番・茂木栄五郎内野手(早大3年)が中前に同点打を放ったが、その裏、4番手で登板した左腕・田中大輝投手が無死一塁で4番・佐々木勉内野手に勝ち越しの左越え二塁打を打たれ、敗れた。大学日本代表は4日に米国に出発し、オープン戦を行った後、オランダに渡り、11日からのハーレムベースボールウイークに出場する。

 先発の柱として期待される浜口が3回を無安打投球。最速145キロの直球にチェンジアップとカーブで緩急を生かし、初回、先頭から5者連続奪三振など毎回の6三振を奪った。「序盤の入りは凄く良かった。海外の打者は力があるので変化球が決まったのは良かった」。ただ、3回は四死球で失点し「きちんと修正したい」と反省。創価大の右腕・田中正に左の浜口と2年生コンビがそろって実力を見せた国内合宿を善波達也監督は「持ち味を出してくれた」と満足そうだった。

  初の国際舞台に向け、「仮想・米国」で挑んだ。吉田侑は「直球だけでは簡単にやられる。変化球をうまく使おう。力もあるので高めも打たれる。低めに投げる」と心で唱えていた。全日本大学選手権を制した東海大エースは緩急自在に操り、凡打を積み重ねた。善波達也監督(51)=明大監督=は「低めへの制球は文句なかった」と絶賛した。

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