京大・田中英祐投手が3回8安打4失点で降板、6球団12人のスカウトが視察

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 大学野球も秋季リーグ戦が本格的に開幕をしている。関西学生リーグでは開幕カードとして立命館大と、春季リーグ戦で4勝を挙げ23季ぶりの勝ち点を挙げた京都大が対戦した。

工学部卒業とラストシーズン

 プロのスカウトがドラフト上位候補にも名前を挙げる京都大・田中英祐投手は、この日は最速で145km/hを記録したものの、「球に力が伝わらなかった」と話すように3回に5安打を許して4失点など、3回を投げて8安打1四死球で4失点で降板した。

 試合は9回に京都大が4点を奪うなど追い上げを見せたが、4-6で敗れた。

 先日の阪神との交流戦でも148km/hを記録したものの7回6失点と今季はやや調子が良くなさそうだ。しかしこれはある程度予想できる。工学部の4年生となった田中投手は、当然卒業に向けて実験や論文の作成をしなくてはならない。場合によっては学会での発表の準備もある。

 慶応大理工学部だった福谷浩司投手(2012年中日ドラフト1位)も4年時は、リリーフになった事もあるが春・秋0勝で、秋は投球イニング数も減っていた。実験と練習をかけ持つ生活で苦労をしていたようだった。田中投手も今季は大変な環境でプレーしていると思う。

 

プロ志望はお預け

 この試合には6球団12人のスカウトが訪れ、プロの注目度は高い。ただし、プロで通用するかを最後まで見極めようとしているという事でもある。視察した巨人の渡辺スカウトは「頭がいいから、もっと修正してくるはず」と話し、次回登板の好投に期待した。

 田中投手はこの試合終了後に「プロ入りの話は置いておく。今は何を言っても力が無いということになるだけ。」と話し、プロ志望の意思はあるようだが表明はしなかった。こちらも次回登板で好投すれば、心おきなくプロ宣言をするものとみられる。

  最速149キロ右腕が開幕を勝利で飾れなかった。3回2死一、三塁から適時中前打で1点を先制されると、立命大の4番・古川昂樹(3年)に左中間へ適時二塁打を浴びた。この日は145キロ止まりで「ボールに力が伝わらなかった。本当にチームに申し訳ない」。この回4点を奪われ、直後の攻撃で代打を送られた。

 7回7安打6失点だった阪神とのプロアマ交流戦(23日・鳴尾浜)について「(収穫は)これっていうものがない」と振り返るなど、不調続き。それでも、秀才右腕を目当てに6球団12人のスカウトが視察。巨人・渡辺スカウトは「頭がいいから、もっと修正してくるはず」と今後に期待した。

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