仙台大・熊原健人投手が完封発進、来年のドラフト上位候補に巨人スカウト視察

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 仙台六大学リーグでは仙台大の3年生・熊原健人投手が宮城教育大戦で完封し、来年のドラフトに向けて好スタートを切った。

今年ブレークも

 熊原健人投手は175cmの右腕だがこの春に球速は152km/hを記録し、4勝0敗でMVPを獲得すると、大学野球選手権でも福岡大戦で5安打8奪三振1失点で完投勝利を挙げた。侍ジャパン大学代表の候補合宿メンバーとして参加し、代表入りも果たし、この春に一気にブレークした。

 しかしハーレムではアメリカ戦でリリーフで登板し3回を4安打無失点も、オランダ戦で先発すると4回で4安打2四死球で3失点で負け投手となった。自信を持って臨んだが甘めの球をはじき返されて通用しなかった。そして熊原投手の新たな戦いが始まる。

 

巨人のスカウト視察

 今年の春から代表での試合によって175cm78kgから73kgへと体重が減った。身長が大きいわけではないので、パワーを得るためにもしっかりした下半身が必要だ。また制球力の向上にも安定した下半身が必要だと思う。

 代表戦以降はウエートトレーニングなどに励んでいるというが、8月31日のリーグ開幕戦・宮城教育大戦では、5四死球と制球はまだまだだが5安打11奪三振で昨年以来の完封勝利、最速は147km/hを記録し力を見せた。「内容はひどい。相手の打ち損ねに助けられた」と反省はしているものの、結果として現れて始めているようだ。

 この日は巨人の榑松スカウトが視察し、「1球1球の切れと質が違う。来年が楽しみ」とコメントしている。来年のドラフト上位候補として、この秋の成績とこの冬の成長が期待される。

 この日の速球は147キロを計測し、フォークも決まって11三振を奪った。だが2四球に加えて3死球と制球に課題を残した。7点リードの9回は、2死から死球をきっかけに二、三塁に走者をためた。昨年4月28日の宮城教育大戦2回戦以来2度目の完封勝ちにも「内容はひどい。相手の打ち損ねに助けられた」と反省した。

中略

スタンドで見守った巨人榑松スカウトは「1球1球の切れと質が違う。来年が楽しみ」と評価した。

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