早稲田大・有原航平投手は右肘違和感、1年生・大竹耕太郎投手が7回3安打無失点

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 東京六大学リーグが開幕した。早稲田大のエース・有原航平投手は登板を回避しベンチ入りもしなかったが、岡村監督は「右肘の違和感」と現状を伝えた。いつ登板するのかは未定だというが、大事を取ってという事もあるようだ。

日米14球団スカウトが来るも

 岡村監督は登板回避の理由について、「故障とまでは行きませんが、右ひじの違和感です。将来があるし中途半端に入れるよりは、投げさせない方がいい」と話した。病院での診察の結果「炎症はあるものの、靱帯に異常は無かった」とのことだった。

 有原投手の現状と次の登板について、スポーツ報知ではブルペンでの投球はできているので27日からの明大戦に復帰を目指すとあり、日刊スポーツは岡村監督が「復帰の見通しはわかりません」と話した事から復帰は未定としている。

 この日は巨人やドジャースなど日米14球団のスカウトが訪れたという。事前に情報は入っていたと思うが、早稲田大の中村奨吾選手や法大の石田健大投手といった今年のドラフト上位候補や、慶大の谷田成吾選手など来年のドラフト候補もおり、視察は予定通りという事だろう。

 中村奨吾選手は5番セカンドで出場したものの4打数ノーヒットに終わった。

 

1年生・大竹耕太郎投手、柳沢一輝投手で完封リレー

 早稲田大はこの日の先発に1年生の大竹耕太郎投手を先発マウンドに送った。大竹投手は 済々黌高校時代に甲子園に出場し、安楽智大投手とも投げ合った投手で、182cmの左腕投手として注目されていた。この日は球速は130km/h前後だがカットボールとスライダーを駆使して、7回を3安打5奪三振3四死球で無失点と好投を見せた。

 また8回からは同じく1年生の柳沢一輝投手が登板し、2回を2安打2奪三振1四球で無失点に抑えた。柳沢投手は広陵高校出身で有原投手の後輩、高校時代は主に捕手としてプレーしていたが、投手として150km/hを記録するなど力を見せていた。新人戦などで好投し、リリーフのポジションを獲得したようだ。

 

 有原投手が無事に登板してくれる事を願うばかり。また吉永健太朗投手など2,3,4年生投手の奮起も期待したい。

 初先発にも動じなかった。7回を3安打無失点。開幕投手の大役を堂々と務めた1年生左腕・大竹は「自分がエースという気持ちで投げた。自分の持ち味を発揮できれば抑えられる自信はあった」と胸を張った。

 直球は130キロ前後だが、早大入学後に「自己流で覚えた」というツーシームが効いた。スタメンに左打者が6人が並んだ法大打線に対し、内角を攻め続けた。6回1死一、三塁のピンチでは一転、外角直球勝負で2者連続見逃し三振。「気持ちをつくり直して三振が取れて良かった」と頭脳的な投球で切り抜けた。

 有原は8月の軽井沢キャンプ後、東北遠征、東京六大学オールスター戦の登板などで疲労がたまり、今月2日のホンダ戦後に右肘の違和感を訴えた。だが、ブルペンでの投球はできているが、今回は大事を取った。関係者によると、病院の診断では炎症はあるものの、じん帯に異常はなかったという。順調に回復しているが、1週空いて27日からの明大戦での復帰を目指す見込みだ。

 この日は巨人、ドジャースなど日米14球団のスカウトが集結したが、有原はベンチ入りせず、ロッカールームで試合を観戦。試合終了前に引き揚げた。来月23日に迫ったドラフトでは、複数の1位指名が確実視される大器だけに、岡村監督は「将来もあるから、無理はさせられない」と右腕を気遣った。

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